数字並べ(3)
数の「1」について、左から数えて1番目までの数「1」は、1の倍数である。
数の「12」について、左から数えて1番目までの数「1」は、1の倍数で、
左から数えて2番目までの数「12」は、2の倍数である。
数の「123」について、左から数えて1番目までの数「1」は、1の倍数で、
左から数えて2番目までの数「12」は、2の倍数で、
左から数えて3番目までの数「123」は、3の倍数である。
数の「1234」については、残念ながら、左から数えて4番目までの数「1234」は、4の倍
数ではない。
さらに、自然数 1〜4 の数字をどのように並べても、自然数 k (k=1〜4)に対して、
数の「a1a2a3a4」について、左から数えてk番目までの数「a1・・・ak」は、k の倍数
という性質は持ち得ない。
ところが、自然数の1から9までを一つずつ用いて9桁の整数を作ると、
数の「a1a2a3・・・a9」について、左から数えてk番目までの数「a1・・・ak」は、k の倍数
という性質をもつ場合がある。
それは、どんな整数だろうか?
(答) 次の9桁の整数が該当するものである。(→参考:「倍数問題3」)
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3 ・・・ 1の倍数
38 ・・・ 2の倍数
381 ・・・ 3の倍数
3816 ・・・ 4の倍数
38165 ・・・ 5の倍数
381654 ・・・ 6の倍数
3816547 ・・・ 7の倍数
38165472 ・・・ 8の倍数
381654729 ・・・ 9の倍数
(コメント) 解はこれだけ!です。( → 参考 : 倍数の判定 )
(参考) 自然数の1〜6までを用いて出来る6桁の整数で上記と同様の性質を
持つものは、「123654」であることが知られている。