UTPケーブル                             戻る

 ここ半年位前から、ネットワーク管理者っぽい仕事をやっている。ネットワークにどっぷり
浸かっているせいか、確実にそれまで全く知らなかったネットワーク関連の専門用語を、さ
も何でも知っているかのように話している自分が怖い。

 ネットワークの構築は、数学の理論の構築に似ている。レイヤースリーのスイッチングハ
ブ(L3スイッチ)を用いたVLANの設定などは、正に数学的対象物の分類そのものである。
初めてL3スイッチという言葉を耳にしたのは、昨年の夏であった。当初スイッチというから
には、どこかにスイッチがあって、それを入れたり切ったりすればいいのだろうと想像して
いたが、実態は全く異なっていた。コマンドを打ち込んで、ソフト的に入切を行うと知って少
し興味がわいた。

 ネットワークでは必需品のUTPケーブルも当初は、「UTP」って何?というレベルだった。
「UTP」とは、Unshielded Twisted Pair の頭文字である。

 今まで、10BASE−T、100BASE−TX と言っていたが、これらに利用されるケーブ
ルが、UTPケーブルそのものである。

 UTPケーブルは、コネクタへの結線の仕方で2種類(ストレート、クロス)の使い分けをす
る。以前、ケーブルを巧妙に手作りされる方がいられた。そのときは、ケーブルについて何
も知らなかったので、まるで魔術を見ているかのようであった。

 構造を知った今となっては何でもないが、そのときは本当に新鮮であった。

 通常次のような形で、ケーブルコネクターに結線されている。これは、ネットワークを構築
していく中で、欲しい長さのケーブルを作るための必須の知識だろう。