眠気防止法                               戻る

 先日、法政大学の女子学生から、授業中眠くなったときの防止法というものを教わった。
(1) 指先だけで接するように両手を合わせる。その際、指の関節は伸ばさず、何かボー
  ルを持つように柔らかく曲げる。
(2) まず、親指同士を離し、互いの指の周りで30秒ほど回す。逆回転で30秒ほど回す。
  回す指以外は接したままで行い、全体のドーム形は崩さないように気を配ると効果的。
(3) (2)の運動を、人差し指、中指、薬指、小指、そして逆に、小指から始めて親指まで
  行う。
(4) (2)(3)の運動は、出来るだけ素早く行うと効果的。

        

 指先と脳は結ばれていて、指先が動くと脳が活性化され、眠気も吹き飛ぶとか...。
何でも、哲学者のカントは「手は外部の脳」と言ったという。
 この運動を考案されたのは、東京都の内科医の栗田昌裕さん。速読法を教えていて、
「速読が苦手な人は手先が不器用?」と感じたからだという。正式名称は「指回し体操」
と言うらしい。この体操は広く知れ渡るようになり、脳卒中などのリハビリ用に考案され
たものもあるという。
 詳しくは、栗田さんの著書「脳と体に効く指回し教室」(廣済堂出版)をご覧下さい。

 実際にやってみると、少しの運動でも心持ち頭がスッキリするような感じ。今度、眠くなっ
たら試してみようっと...。