レアチーズケーキを作る
平成16年9月18日の昼過ぎに何とはなしにテレビを見ていたら、「伊東家の食卓」のス
ペシャル特番をやっていて、思わず見入ってしまった。
いろいろな裏技の紹介であったが、磯野貴理子さんが紹介していた「レアチーズケーキ」
には、特に目を引かれた。実は「レアチーズケーキ」が好物で、しかも「Morozoff」のもの
には目がない。学生の頃から愛用しているが、値段も全然変わらず(昔に比べて、ちょっと
小振りになったかな?気のせいかな?)我が家のデザート王に君臨している。
チーズケーキという以上、本来のレアチーズケーキには、クリームチーズ(フィラデルフィ
アのものがおすすめらしい)が用いられるが、磯野さん紹介の裏技レアチーズケーキには
チーズが一切使われない。また、ゼラチンとかヨーグルト、卵黄などももちろん使われない。
これで本当に「レアチーズケーキ」が出来るのだろうかというレシピなのである。
《レアチーズケーキの作り方》
@ コンデンスミルク 200g と ホイップクリーム 200ml を混ぜる。
A 上記に、レモン汁 大さじ 2杯を加えて、泡立て器で静かにかき混ぜる。
B 徐々に固まってきたら、容器に入れて、冷蔵庫で、1〜2時間冷やす。
ゼラチンとかヨーグルトを使う場合、ダマにならないように気をつかうが、この裏技は、そう
いうことを全く気にする必要がなく、小さな子供でも簡単に作れるレシピになっている。
実際に作ってみたが、コンデンスミルクがメインなせいか、ちょっと甘すぎるのが気になった。
食感は、表現がちょっと難しいけれど、「レアチーズケーキっぽい」のかな?「Morozoff」のも
のとは比較にならないが、一つのデザートとしては「ありかな?」というのが正直な感想である。
(追記) 当初、ホイップクリームが、100ml となっていましたが、レシピを確認したところ、
200ml の間違いでした。(momono花 様のご指摘で判明しました。 感謝!!)
上記は訂正済みです。momono花 様によれば、これでもやはり甘すぎるとのこと。読者
の皆様の改良案に期待します。こちらまで、メールでお知らせいただけたら、幸いです。
(追記) momono花 様が、「コンデ:生クリ=1:1.5」あたりでやってみようとのことである
ので、私はあえて、レシピを尊重して、「コンデ:生クリ=1:1」で再度挑戦してみた。
ただ、一つの改良策として、我が家で熟成されているカスピ海ヨーグルトを、大さじ3杯ほど
加えてみた。出来栄えは、多少の水っぽさはあるものの上々で、甘さもそれほど強烈ではな
かった。ビスケットなどを下に敷いて、水気を若干取り去れば、レアチーズケーキっぽくなるか
もしれない!
でも、やっぱり、「Morozoff」のレアチーズケーキが一番。なんか食べたくなってきた。早速
買いに車を飛ばそう。
(追記) 平成17年3月11日 N さんという方からメールを頂戴した。そこには、本稿のレア
チーズを作るレシピの改良版が記載されていた。
N さんも、伊東家の食卓を見ていて作りたくなったとのことで、たまたまの手違いでコンデン
スミルクの代わりにエバミルクを用いてみたら、殊の外美味しいものに仕上がったとのことで
ある。
エバミルクとは、無糖練乳(つまり、砂糖の入っていない濃縮された牛乳!)のことで、加糖
練乳のコンデンスミルクとは、甘さも食感も全く異なる。エバミルクは、主に中華料理のミルク
煮や妊婦用の料理に用いられることが多い。
早速、N さんのレシピに従って作ってみることにした。
《レアチーズケーキの作り方》 ・・・・・ 改良版
@ 生クリーム(またはホイップクリーム) 200ml と エバミルク 170ml を混ぜる。
(注 : エバミルクは、容量が170mlの缶入り商品で全量を使い切る。)
A 上記に、レモン汁とコンデンスミルクを味見をしながら足していき泡立て器で静かにかき
混ぜる。
(注 : レモン汁を多めに入れると、ヨーグルトが入ったようになるということで、大さじ5杯を加
えてみました。コンデンスミルクは、エバミルクではでないトロミをつけるためと、多少の甘み
を加えるために、大さじ 3杯としました。)
B 徐々に固まってきたら、容器に入れて、冷蔵庫で、1〜2時間冷やす。
出来上がったものを、早速味見をしてみました。
コンデンスミルク 200g を用いたときのような恐ろしく甘ったるい感じは消え、適度な甘さ
で、さっぱり感もあり、美味しくいただけました。ただ、本物の「Morozoff」のレアチーズケー
キと比較すると、ちょっと、コクが足りないかな? (やはり、本物には勝てないですね!)
今度は、レモンやコンデンスミルクの分量をいろいろ変えてみて、再挑戦してみようと思い
ます。レシピをいただいた N さんに感謝します。