天橋立・・・・・京都府 宮津市にて                    戻る

     天橋立

 天橋立(あまのはしだて)は、安芸の宮島、陸前の松島と並ぶ日本三景としても有名であ
る。菅ちゃんの呟きのコーナーの一つ:「日記&お知らせ」の186「天橋立の旅(Part1)」
で、「目に映る光景は橋立が天にかかって伸びているように見える。ただ単に人間の目の錯
覚を利用しただけだが、これは現地に行って股覗きをしないと絶対にわからない。「百聞は
一見に如かず」とはよく言ったものだ
」という菅ちゃんの言葉に触発され、秋休みを利用して
行ってみようということになった。

写真は傘松公園から眼下に広がる風景であるが、読者の皆さんにも股のぞきをすると、こんな風に見
えるということを体験してもらいましょう。写真の上にマウスを重ねると、その風景になります。


 確かに、逆さに見ると眼下の風景とはちょっと違う印象で、天に架かる橋のように見える。
この場所・角度からみる天橋立が最も美しいとされ、この傘松公園からの眺望は、「斜め一
文字」とも呼ばれる。

 日本神話によれば、「天橋立」はイザナギ、イザナミの神様が逢瀬を重ねた「天の浮橋」で
あったとのことであるが、イザナギが天に昇るためのはしごが、イザナギが寝ている間に倒
れて天橋立になったとも言われる(丹後国風土記より)。

 以前城崎を旅行したとき、帰路の途中で天橋立に寄ろうと計画したが、渋滞に巻き込まれ
実現できなかった。今回訪問が実現できてうれしい限りだ。松島とはひと味違う風景に心身
ともにリフレッシュされた思いだ。


(追記) 平成28年9月22日、イグ・ノーベル賞(知覚賞)を東山篤規教授(立命館大学)と
    足立浩平教授(大阪大学)が受賞した。

 前屈みになって「股のぞき」で逆さまに風景を見ると、直立した姿勢で見る場合に比べて
平らで奥行きがなくなり、遠くのものが手前に小さく見える「股のぞき効果」を90人の実験で
示した。これは、頭が逆さまになって起こる錯覚が原因であるという。

 「天の橋立」など「股のぞき」をして景色の変化を楽しむ風習に関する話題でした。