文章題を作る
当HPがいつもお世話になっているHN「よおすけ」さんからの出題です。
(平成24年12月28日付け)
答えが「4×8」になる文章題をつくりなさい。
(答) S(H)さんの例示です。(平成24年12月29日付け)
Σk=1〜4 8=Σj=1〜8 4
(コメント) 問題は無数に作れると思いますが、これはという問題を作るのは難しいですね?
らすかるさんの例示です。(平成24年12月29日付け)
・ロンドンオリンピック男子競泳400mメドレーリレー決勝では何人の選手が泳いだか。
・動画の中にあるメトロノームは何個か。
よおすけさんからのコメントです。(平成24年12月29日付け)
S(H)さん、らすかるさん、ありがとうございます。1例としては以下があります。
1mの重さが4kgの針金があります。この針金8mの重さは何kgですか。
(らすかるさんより:ずいぶん重い針金ですね。材質が知りたいです(笑))
攻略法さんの例示です。(平成24年12月29日付け)
小学校2年生の掛算をめぐる文章題: 友だち8人にトランプのカードを4枚ずつ配りました。
全部で何枚配ったでしょうか。
答え: 4+4+4+4+4+4+4+4=4×8=32[枚] (終)
誤答: 8×4=32 (終)
らすかるさんからのコメントです。(平成24年12月29日付け)
配り方の観点からは、通常8人に1枚ずつを4周なので、8×4=32 が正答、4×8=32が誤答
になりますね。
S(H)さんからの情報です。(平成24年12月29日付け)
「かけ算の順番」なるものが在りました(味読してはいません)。また、別な参考資料。
よおすけさんからのコメントです。(平成24年12月29日付け)
らすかるさんの言うように、僕の出した例題にある、1mの重さが4kgの針金は大げさでした。
出典は、行田稔彦著「なるほど算数」のショッキングレポートにある、4×8になる 文章題をつ
くるの正答例(倍概念)にあった問題です。その本の72ページだったと思います。
この問題を投稿したきっかけは、最近投稿された「お茶の時間 パズル&クイズ」の問題は
中学・高校生や数学マニア向けのものが多かったため、小学生や親御さんでも手が出せる
問題を出してみようかな・・・と。ただ、今までの問題とちがって、与えられた文章題を読んで
「解く」ではなく、「作れ」ですから、文章作成に苦手意識のある場合はかえって難しいともい
えるでしょう。僕も、どちらかといえば、文章作成は苦手です。
S(H)さんのリンク先の話題は、このサイトの数学感動秘話「小学校でのかけ算」にもありま
す。
とんくまさんからのコメントです。(平成24年12月29日付け)
8人にまず1枚ずつ配る。8枚のトランプが、8人各員に1枚づつ配られた。次にまた1枚ずつ
配る。8枚のトランプが、8人各員に1枚づつ追加され、8人全員に2枚づつ配られた。さらに1
枚ずつ配る。8人全員に3枚ずつ配られた。さらに1枚ずつ配る。8人全員に4枚ずつ配られた。
(トランプの配り方としては、こちらが普通のように思います。)
上記の配り方なら、8+8+8+8 = 8×4 = 32(枚) と考えられませんか?
したがって、「4×8になる文章題」とするには、
「友だち4人にトランプのカードを8枚ずつ配りました。全部で何枚配ったでしょうか。」
としたほうが良いのではないでしょうか?
とんくまさんからの補足です。(平成24年12月30日付け)
一読しただけでは、らすかるさんの簡潔な説明が良く分かりませんでしたが、何回かゆっ
くり読んでいくと、同じ事を簡潔に説明しているようだと納得しました。あえて言えば、「私の
説明」は小学生向け、「らすかるさんの説明」は中学・高校生向け、と言えるかも知れないと
思いました。