記号の並べ替え                   戻る

 下図のような、14個の空所がある。

                           

この空所に、アルファベットの「A」と「B」が下図のように並んでいる。

       

 これらの記号を、次のルールに従って並べ替える。

(ルール) 1. 1回の操作で隣り合う2つの記号を他の空所に移動する。

       2. 移動する2つの記号の順番は変えないものとする。

 このとき、記号が、ABAB・・・AB と隙間なく並べ替えられるには、最低何回の操作
が必要であろうか?

Flash で、数字を実際に動かしてみよう。

  Flash 版は、こちら    HTML 版は、こちら  をクリックしてください。

 セキュリティ保護のため、コンピュータにアクセスできるアクティブ コンテンツが表示されないように、
Internet Explorer で制限していると、HTML版、Flash版ともに見られません。ブロックされている
コンテンツを許可してください。(すみません、自己の責任でお願いします。)






















(答) 6回の操作で出来る。次のように並べ替えればよい。

        A A A A A B B B B B    
      A   A A B B B B B A A
      A B B A A B     B B A A
      A B B A A B A A B B    
      A B B A A B A     B A B
      A B     A B A B A B A B
      A B A B A B A B A B    

 上記の操作では、ABAB・・・AB という順番のこだわったが、単に、AとBが交互にな
っていればよいという条件の下では、5回の操作で出来る。

        A A A A A B B B B B    
      A   A A B B B B B A A
      A B B A A B B     B A A
      A B B A     B A B B A A
      A B B A B A B A B     A
          B A B A B A B A B A

 (参考文献:仲田紀夫 著 算数パズル「出しっこ問題」傑作選 (講談社))


 当HPがいつもお世話になっているHN「FN」さんが、この問題の拡張を考えられた。
                                       (平成22年7月3日付け)
 空所を「0」、Aを「1」、Bを「2」で表すことにすると、問題は、

   00111112222200 を 1212121212 を含む形(0は右端または左端)にせよ

と言い換えられる。このとき、答えとしては、次の6手の手順になる。

     00111112222200→
     00100112222211
     00122112002211
     00122112112200→
     00122112100212
     00120012121212
     00121212121200

 まず、問題は、

(1)6手が最短であることを証明せよ。

  現在、研究中。


 次に、「1が5個、2が5個」であるのを、「1が n 個、2が n 個」に変えてみる。

 n=1 のときは、0手。n=2 のときは、...(できそうにない!)。

 ※ 「n=2 では不可能であること」の証明を当HPがいつもお世話になっている、HN「ら
  すかる」さんより頂きました。((平成22年7月8日付け))

  (証明) 「1が2個、2が2個」の各数字の移動パターンは次の10通りしかない。

 
112200 110022 221100 001122 220011 002211 100212 200121 212001 121002

    上記のそれぞれのパターンについて初手の可能性は全て上記パターンに含まれる。

     実際に、  A → B、F、G    B → A、D   C → D、E、H

            D → B、C、J    E → C、F   F → A、E、I

            G → A、J    H → C、I   I → F、H   J → D、G

    上記の10パターンは、「1212」を含む形ではないので、n=2 では不可能である。

                                                (証明終)

 そこで、

(2) n を3以上の自然数とする。

  1が n 個、2が n 個にしたとき、n+1手でできることを示せ。


 あるいは、

(2’) n を3以上の自然数とする。

  1が n 個、2が n 個にしたとき、何手でできるか。できるだけ短い手順を考えて

  ください。


 この問いかけに対し、らすかるさんが、プログラムで調べられたところ、

  n=3〜8について、n+1手でできる

とのこと。(平成22年7月5日付け)

 FNさんが、n=3、4、5、6のときの手順を考えられた。(平成22年7月5日付け)

いずれも左側の 00 は使わないので省略。

n=3
     11122200→
     10022211→
     12122001→
     12100221→
     12121200

n=4
     1111222200→
     0011222211→
     1210022211→
     1212122001→
     1212100221→
     1212121200

n=5
     111112222200→
     100112222211→
     122112002211→
     122112112200→
     122112100212→
     120012121212→
     121212121200

n=6
     11111122222200→
     00111122222211→
     12111002222211→
     12111212222001→
     12111212002221→
     12001212112221→
     12121212100221→
     12121212121200

 さらに、らすかるさんが、n=7、8 の最短手順解(の一つ)を考えられた。
                                       (平成22年7月6日付け)
n=7
     1111111222222200→
     1001111222222211→
     1221111002222211→
     1221111212222001→
     1221111212002221→
     1221100212112221→
     1200121212112221→
     1212121212100221→
     1212121212121200

n=8
     111111112222222200→
     001111112222222211→
     121111100222222211→
     121111121222222001→
     121111121200222221→
     121001121211222221→
     121221121211200221→
     121200121211221221→
     121212121210021221→
     121212121212121200

(コメント) FNさん、らすかるさん、ありがとうございます。
      左側の 00 は使わないわけですが、問題としての美しさを考えて左右対称形にし
     たように思います。

 さらに、らすかるさんが、n=16〜19 の最短手順解(の一つ)を考えられた。
                                       (平成22年7月7日付け)
n=16
     1111111111111111222222222222222200→
     0011111111111111222222222222222211→
     1211111111111110022222222222222211→
     1211111111111112122222222222222001→
     1211111111111112120022222222222221→
     1210011111111112121122222222222221→
     1212211111111112121122002222222221→
     1212211001111112121122112222222221→
     1212211221111112121122112200222221→
     1212211221100112121122112211222221→
     1212211221122112121122112211200221→
     1212001221122112121122112211221221→
     1212121221122112121002112211221221→
     1212121200122112121212112211221221→
     1212121212122112121212100211221221→
     1212121212120012121212121211221221→
     1212121212121212121212121210021221→
     1212121212121212121212121212121200

n=17
     111111111111111112222222222222222200→
     100111111111111112222222222222222211→
     121111111111111112222222222222222001→
     121111111111111112002222222222222221→
     121001111111111112112222222222222221→
     121221111111111112112200222222222221→
     121221100111111112112211222222222221→
     121221122111111112112211220022222221→
     121221122110011112112211221122222221→
     121221122112211112112211221122002221→
     121221122112210012112211221122112221→
     121221122112211212100211221122112221→
     121200122112211212121211221122112221→
     121212122112211212121210021122112221→
     121212120012211212121212121122112221→
     121212121212211212121212121002112221→
     121212121212001212121212121212112221→
     121212121212121212121212121212100221→
     121212121212121212121212121212121200

n=18
     11111111111111111122222222222222222200→
     00111111111111111122222222222222222211→
     12111111111111111002222222222222222211→
     12111111111111111212222222222222222001→
     12111111111111111212002222222222222221→
     12100111111111111212112222222222222221→
     12122111111111111212112200222222222221→
     12122110011111111212112211222222222221→
     12122112211111111212112211220022222221→
     12122112211001111212112211221122222221→
     12122112211221111212112211221122002221→
     12122112211221001212112211221122112221→
     12122112211221121212100211221122112221→
     12120012211221121212121211221122112221→
     12121212211221121212121210021122112221→
     12121212001221121212121212121122112221→
     12121212121221121212121212121002112221→
     12121212121200121212121212121212112221→
     12121212121212121212121212121212100221→
     12121212121212121212121212121212121200

n=19
     1111111111111111111222222222222222222200→
     1001111111111111111222222222222222222211→
     1211111111111111111222222222222222222001→
     1211111111111111111200222222222222222221→
     1210011111111111111211222222222222222221→
     1212211111111111111211220022222222222221→
     1212211001111111111211221122222222222221→
     1212211221111111111211221122002222222221→
     1212211221100111111211221122112222222221→
     1212211221122111111211221122112200222221→
     1212211221122110011211221122112211222221→
     1212211221122112211211221122112211200221→
     1212001221122112211211221122112211221221→
     1212121221122112211210021122112211221221→
     1212121200122112211212121122112211221221→
     1212121212122112211212121002112211221221→
     1212121212120012211212121212112211221221→
     1212121212121212211212121212100211221221→
     1212121212121212001212121212121211221221→
     1212121212121212121212121212121210021221→
     1212121212121212121212121212121212121200

 この「n+1」手の手順について、らすかるさんが一般化されました。
                                      (平成22年7月7日付け)

 手順の書き方

    「左からm桁目とm+1桁目を空き位置に移動する」ことを、単に、m と書く。

   ただし、左端は0桁目とする。

 例えば、n=3 の解は、

     11122200→
     10022211→
     12122001→
     12100221
     12121200

なので、「 1 5 3 6 」という手順となる。

(n=4kの場合) → 手順の解説
    0 n-1 2n-1
    n+2 3 n+6 7 n+10 11 … 2n-6 n-5 ※この行 2項×(k-1)組=2k-2項だけ
    2n-3
    4 n+3 8 n+7 12 n+11 … n-4 2n-5 ※この行 2項×(k-1)組=2k-2項だけ
    2n

(n=4k+1の場合)
    1 2n-1 n+1
    3 n+5 7 n+9 11 n+13 … n-6 2n-4 ※この行 2項×(k-1)組=2k-2項だけ
    n-3 n+2
    4 n+6 8 n+10 12 n+14 … n-5 2n-3 ※この行 2項×(k-1)組=2k-2項だけ
    2n

(n=4k+2の場合)
    0 n-1 2n-1 n+2
    3 n+6 7 n+10 11 n+14 … n-7 2n-4 ※この行 2項×(k-1)組=2k-2項だけ
    n-4 n+3
    4 n+7 8 n+11 12 n+15 … n-6 2n-3 ※この行 2項×(k-1)組=2k-2項だけ
    2n

(n=4k+3の場合)
    1 2n-1
    n+1 3 n+5 7 n+9 11 … 2n-6 n-4 ※この行 2項×k組=2k項だけ
    2n-3
    4 n+2 8 n+6 12 n+10 … n-3 2n-5 ※この行 2項×k組=2k項だけ
    2n

※「この行〜項」という行は、n が3〜6の場合、行削除となる。

 これで、「n+1手で可能」ということが分かった。また、変更されなければならない不連続
箇所がn箇所あるため、「少なくともn手は必要」であることも容易に分かる。あとは「n手で
は出来ない」ことを証明すれば終わりですが、簡単ではなさそうですね。

(コメント) らすかるさん、ありがとうございます。一般的な手順の存在に感動しました!

 以下で、n=3〜9 について、手順を翻訳しました。

 n=3 のとき、
    1 5
    3
    6

 n=4 のとき、
    0 3 7
    5
    8

 n=5 のとき、
    1 9 6
    2 7
    10

 n=6 のとき、
    0 5 11 8
    2 9
    12

 n=7 のとき、
    1 13
    8 3
    11
    4 9
    14
 n=8 のとき、
    0 7 15
    10 3
    13
    4 11
    16
 n=9 のとき、
    1 17 10
    3 14
    6 11
    4 15
    18

 上記の手順に従って、n=9 のときを書き下してみた。

     11111111122222222200→
     10011111122222222211→
     12111111122222222001→
     12111111120022222221→
     12100111121122222221→
     12122111121122002221→
     12122100121122112221→
     12122112121002112221→
     12120012121212112221→
     12121212121212100221→
     12121212121212121200

(コメント) う〜む、なるほど!12〜13手でしかできなかったので、...感動!


 FNさんが、らすかるさんの手順(n=4k)について解説を与えられた。
                                       (平成22年7月9日付け)

 まず、最初の3手「 0 n-1 2n-1 」で次の形になる。

    121 11 11 11 ・・・11 212 22 22 ・・・22 22 2001

 (見やすくするために適当にスペースを入れてある。)

 ここで、「11」及び「22」は、2k-2=2(k-1)組ずつある。

 次に、奇数番目の「22」と「00」の交換を行い、その後、奇数番目の「11」と「00」の交換をす
べて行うと次の形になる。

    121 2211 2211 ・・・ 2211 0011 212 1122 1122 ・・・ 1122 2221

 「22」と「00」、「11」と「00」の順番、そして奇数番目の「22」や「11」であることさえ守れば順序
は問わない。

 ここで、「2211」、「1122」は、k-1組ある。ただし、「2211」のうち、1つは「0011」。

 「0011」の「00」を、後ろから5番目の位置にある「22」と交換して、

    121 2211 2211 ・・・ 2211 2211 212 1122 1122 ・・・ 1120 0221

 これを書き直して、

    12 12 2112 2112 ・・・ 2112 121 1221 1221 ・・・ 1221 12002 21

 ここで、「2112」は、k-1組、「1221」は、k-2組ある。

 「2112」は、「21」が「12」に、「1221」は、「12」が「21」にならなければいけない。

 まず、「2112」の「21」を「00」と交換、「1221」の「12」を「00」と交換する。この操作を続ける。

 その結果

    12 12 1212 1212 ・・・ 1212 0012 121 2121 2121 ・・・ 2121 12212 21

 あとは後ろから7番目の位置にある「12」を「00」、最後の「21」を「00」と交換して完成する。

 手数は、最初に3手。「22」と「00」、「11」と「00」の交換で、2(k-1)手。次に、1手。

 「2112」の「21」と「00」の交換、「1221」の「12」と「00」の交換で、k-1+k-2=2k-3手。

 最後に2手。あわせて、3+2k-2+1+2k-3+2=4k+1=n+1手。

(コメント) 「2211」、「1122」の形を作り、「21」と「12」を一気に交換しないと最短手順は難し
      いだろうな〜と思っていましたが、FNさんの解説を見て納得しました!FNさんに感
      謝します。


 FNさんより、次の問題についてコメントをいただきました。(平成22年7月25日付け)

 11・・・122・・・200 を 002121・・・21 を含む形(0は右端または左端)にせよ

 前の問題より、この方が簡単だと思う。n が4以上のとき、n 手でできる。(→:参考

そこで、(1) n が 4、5、6、7 のときの n 手の手順を作ってください。

     (2) n が4以上のとき、n 手でできることを示してください。

 この問題は、「おしどりの遊び」あるいは「おしどりパズル」として有名な問題でした。
ただし、逆の形で出題されるのが普通のようです。

 すなわち、002121・・・・21 を 11・・・・122・・・・200 にする問題として。

 これが n 手でできると書いてあるサイトはいろいろあります。しかし、n 手でできることの
証明が書いてあるのは私が気付いた所では下記のみです。

      第6章 パズル的な数列の問題(岐阜県教育委員会)

 n 手が最短であることの証明もそんなに難しくないでしょう.。


 この問題について、HN「攻略法」さんから解答をいただいた。(平成22年7月25日付け)

BA型・・・らすかるさんの場合と違って、左端が「1桁目」であることに注意。

n=4 の場合、手順 (2,5,8,1) ※1相対
n=5 の場合、手順 (2,8,5,10,1)
n=6 の場合、手順 (2,8,4,9,12,1)
n=7 の場合、手順 (2,11,5,10,7,14,1) または (2,11,5,14,7,10,1)

n=k+4 (k≧4)の場合、3つの部分に分けて
   0手 1111┃11…22…22┃22__ 2桁目
   1手 1__1┃11…22…22┃2211 2*k+5桁目
   2手 1221┃11…22…__┃2211 中央部分は、再帰的 k=((((p+4)+4)+4) … )+4
        └ k個ずつ ┘
   k手 1221┃__2121…21┃2211 2*k+8桁目
   3手 1221┃212121…21┃2__1 1桁目
   4手 __21┃212121…21┃2121

  となり、k+4回、すなわち、n 回で移動できる。

実際に、n=9 の場合を計算すると、 9=k+4 より、k=5 となり、

\1234┃567890123456┃7890
0 1111┃111112222222┃22__ 2桁目
1 1__1┃111112222222┃2211 15桁目
2 1221┃1111122222__┃2211 2+4=6桁目  ※n=5 の手順 (2,8,5,10,1) より
3 1221┃1__112222211┃2211 8+4=12桁目
4 1221┃1221122__211┃2211 5+4=9桁目
5 1221┃1221__212211┃2211 10+4=14桁目
6 1221┃122121212__1┃2211 1+4=5桁目
7 1221┃__2121212121┃2211 18桁目
8 1221┃212121212121┃2__1 1桁目
9 __21┃212121212121┃2121

また、n=13 の場合を計算すると、 13=k+4 より、k=9 となり、

\1234┃56789012345678901234┃5678
0 1111┃11111111122222222222┃22__ 2桁目
1 1__1┃11111111122222222222┃2211 23桁目
2 1221┃111111111222222222__┃2211

 ここで、n=9 の手順 (2,15, 6,12,9,14,5, 18,1) より
手順(2+4,15+4, 6+4,12+4,9+4,14+4,5+4, 18+4,1+4)の9手で中央部分は

  1221┃__212121212121212121┃2211

となる。

11 1221┃__212121212121212121┃2211 26桁目
12 1221┃21212121212121212121┃2__1 1桁目
13 __21┃21212121212121212121┃2121

同様に

AB型

n=3、4、5、6 は、1つの例を提示する。それぞれ、1、4、16、21通りの中から、
n=3 の場合、手順 (2,6,4,7) ※1相対
n=4 の場合、手順 (1,4,8,6,9)
n=5 の場合、手順 (2,7,11,3,8,11)
n=6 の場合、手順 (1,6,12,9,3,10,13)
n≧7 について、すなわち、n=k+3 (k≧4)とする。
3つの部分に分けて
0手 111┃11…11122…222┃2__ 2桁目
1手 1__┃11…11122…222┃211 2*k+6桁目
2手 121┃11…11122…222┃__1 2*k+4桁目
3手 121┃11…11122…2__┃221 中央部分は、BA型に帰着
      └ k個ずつ ┘
k手 121┃__21212121…21┃221 2*k+7桁目
4手 121┃21212121…2121┃2__
となり、k+4回、すなわち、n+1回で移動できる。

n=16 の場合を計算すると、 16=k+3 より、k=13 となり、

\123 ┃4567890123456789012345678901┃234
0 111 ┃1111111111111222222222222222┃2__ 2桁目
1 1__ ┃1111111111111222222222222222┃211 32桁目
2 121 ┃1111111111111222222222222222┃__1 30桁目
3 121 ┃11111111111112222222222222__┃221 2+3=5桁目  ※BA型 n=13 の手順より
4 121 ┃1__1111111111222222222222211┃221 23+3=26桁目
5 121 ┃1221111111111222222222__2211┃221 6+3=9桁目
6 121 ┃12211__111111222222222112211┃221 19+3=22桁目
7 121 ┃122112211111122222__22112211┃221 10+3=13桁目
8 121 ┃122112211__11222221122112211┃221 16+3=19桁目
9 121 ┃122112211221122__21122112211┃221 13+3=16桁目
10 121┃122112211221__21221122112211┃221 18+3=21桁目
11 121┃12211221122121212__122112211┃221 9+3=12桁目
12 121┃12211221__212121212122112211┃221 22+3=25桁目
13 121┃122112212121212121212__12211┃221 5+3=8桁目
14 121┃1221__2121212121212121212211┃221 26+3=29桁目
15 121┃1221212121212121212121212__1┃221 1+3=4桁目
16 121┃__21212121212121212121212121┃221 33桁目
17 121┃2121212121212121212121212121┃2__


(コメント) 攻略法さん、ありがとうございます。FNさんと同様に私も感動しました。


 さらに、HN「攻略法」さんから新しい問題提起です。(平成22年9月8日付け)

「おしどりの遊び」(N*N,3)型-雌雄のおしどりがN羽ずつ、移動は3羽

開始の並びは、右端に空きがある12121212___とする。

終了の並びは、

 ___11112222 , 11112222___ , ___22221111 , 22221111___

のいずれかとする。たとえば、N=4の場合

 0: 12121212___
 1: 1___1212212
 2: 112212___12
 3: 11___222112
 4: 11112222___
   0: 12121212___
 1: 121___12212
 2: 121122___12
 3: 1___2221112
 4: 11122221___
 5: ___22221111

(解)Nが奇数の場合、N 回

N=3
0: 12121┃2___
1: 1___1┃2212
2: 12211┃___2
3: ___11┃1222
 └ 5 ┘└ 4 ┘ ※左側と右側の2つの部分に分けられる

参考
 0: ___121212
 1: 12112___2
 2: 1___22112
 3: 111222___


以降は、N-2に帰着させて、残り2手でできることを示す。

N=5
0: 12┃12121┃21┃2___ N=3に帰着 xx┃12121┃xx┃2___ の部分
1: 12┃1___1┃21┃2212 +1      └ 5 ┘  └ 4 ┘
2: 12┃12211┃21┃___2 +2
3: 12┃___11┃21┃1222 +3
4: 12 21111 -- -222
5: -- -1111 12 2222
  └ 7 ┘ ┃└ 6 ┘ ※同上

N=7
0: 12┃1212121┃21┃212___ N=5に帰着 xx┃1212121┃xx┃212___ の部分
1: 12┃121___1┃21┃212212 +1       └ 7 ┘   └ 6 ┘
2: 12┃1212211┃21┃21___2 +2
3: 12┃12___11┃21┃211222 +3
4: 12┃1221111┃21┃___222 +4
5: 12┃___1111┃21┃122222 +5
6: 12 2111111 -- -22222
7: -- -111111 12 222222
  └ 9 ┘  ┃ └ 8 ┘ ※同上

一応解法を得たが、簡単、明解な手順が見えないか!?

(別解)

●Nが奇数の場合、N 回

たとえば、N=7の場合

開始の並び
 123456789ABCDEFGH(位置)
 12121212121212___

 123456789
 *ABCDEFGH
と2段で表現する。(「左側と右側の2つの部分に分けられる」の表現)

実際の並びは
 121212121
 *21212___
となる。

上記の操作を、これで表記すると

0: 121212121 上段の左斜めから
  *21212___

1: 12121___1 下段から
  *21212212

2: 121212211 上段の左斜めから
  *2121___2

3: 1212___11 下段の左斜めから ※前4つを無視すれば、N=3が完成!
  *21211222

4: 121221111 上段の左斜めから
  *21___222

5: 12___1111 下段の左斜めから ※前2つを無視すれば、N=5が完成!
  *21122222

6: 122111111 上段の左斜めから
  *___22222

7: ___111111
  *12222222

(操作1)上段の左斜めから
(操作2)下段から
(操作3)上段の左斜めから
(操作4)下段の左斜めから
(操作3)上段の左斜めから
(操作4)下段の左斜めから
(操作3)上段の左斜めから
(操作4)下段の左斜めから
 ・・・・・・
となる。

同様に、9,11,13,…と拡張できる。


●Nが偶数の場合、N+1 回

たとえば、N=6の場合、開始の並び

 123456789ABCDEF(位置)
 121212121212___
 を  12345678*
 **9ABCDEF 
 と2段で表現する。

実際の並びは
0: 12121212*
  **1212___
となる。

上記の操作を、これで表記すると

0: 12121212* 上段の左斜めから
  **1212___

1: 12121___* 下段の左斜めから
  **1212212

2: 12121122* 上段の左斜めから
  **12___12

3: 121___22* 下段の左斜めから
  **1221112

4: 12112222* 上段の左斜めから
  **___1112

5: 1___2222* 終端から
  **2111112

6: 11122222* 始端から
  **2111___

7: ___22222*
  **2111111

N-1手まで
 (操作1)上段の左斜めから
 (操作2)下段の左斜めから
 (操作1)上段の左斜めから
 (操作2)下段の左斜めから
 ・・・・・・
 (操作1)上段の左斜めから

N手 終端から
N+1手 始端から

同様に、8,10,12,…と拡張できる。(前記のN=4は、この手順で求めた)


(コメント) 当HPの掲示板「出会いの泉」に投稿された原稿のアップです。攻略法さんに感
      謝します。


 このパズルに類した問題を、当HPがいつもお世話になっているHN「らい」さんより頂きま
した。(平成24年1月16日付け)

 黒n個、白n個の計2n個の碁石が下のように並べられている。(n≧3)

  ●●…●○○…○

このとき、次のルールに従って、下のような黒白交互の並びになるように碁石を動かす。

  ●○●○…●○

(ルール)

・隣り合う二つの碁石を選び、順番を変えずに隣り合ったまま横の空いている部分に動かす。
・移動した碁石のあったところは詰めずに空白のままにしておく。
・空白を挟む二つの碁石を選ぶことはできない。
・完成図の碁石の間に空白があってはならない。

例えば、n=3のとき、次のように動かせばよい。

●●●○○○
   ↓
   ●○○○●●
   ↓
   ●○○   ●○●
   ↓
      ○●○●○●

問題 n=4、5のときは、どのように動かせばよいか。できれば、n≧6についても解き方を
   示してください。


 FNさんからのコメントです。(平成24年1月17日付け)

 上記に答えがあります。最初の方は正順(11・・・122・・・2を1212・・・12にする)で、途中から
逆順(11・・・122・・・2を2121・・・21にする)です。らいさんが書かれているのは逆順です。


 当HP読者のHN「河南勝」さんが、上記のらいさんの問題について考察されました。
                                      (平成24年3月31日付け)

 この問題は、「呉清源ゲーム」とか「碁石並べ替え遊び」と呼ばれているもので、昔から知
られているものですね。しかし、最初の3行、つまりゲームの目的を「白黒交互に並ぶように
する」とすれば、ルールの第1行目の部分を

   「隣り合う二つの碁石を移動する。

    ただし、2個の石は平行移動だけが許される。回転させてはけない。」

と変えれば何個でも、つまり、n=1 でも、n=2 でもできます。

 n=1のときは、一旦動かして元のところに戻せばいいので、ちっとも面白くありませんが、
できると言えばできます。

 学生にさせると、決まって回転させようとします。また、空白を詰めるように動かしてしまい
ます。全体として順番を変えるのが、このゲームの目的ですから。

 「二個を回転しない」としたほうが分かりやすい。

 私は、今から50年も前、学生時代にこの問題を知って、どう考えたら解けるかと毎日考え
て、何個でもできることを自分で見つけました。数学では、n≧3の順列・組み合わせの問題
なのでしょうが、遊びとしてはあんまり制限を多くしないでやると、n=2 でも発想の転換で黒
白交互に並べられるので、面白いと思います。n=8の時が一番易しく規則的にできますね。

 1、2年前、関西棋院の雑誌にこの問題が懸賞問題として載っていたそうです。私の弟は記
事を見てすぐ正解を編集部に返事を出して、まんまと賞を貰いました。弟は以前から解をコ
ンピューターのファイルにして持っていましたので、すぐ解答できたのです。私は、以前、n=3
は特殊だと思っていたのですが、n=7は、n=3 とおなじ系列なんですね。最近、インターネット
が普及したせいで、自分で考えず答えを教えてくれと言うのが多いようです。難問を解く楽し
みを放棄しているようで残念な気がします。

 これと同じ問題がYahooの智恵袋に投稿されていて、その回答・ベストアンサーが隙間をど
んどん詰めていって、しかも、回数など全く無視するものになっているのですが、ルールを知
らない人が質問してルールを知らない人が答えているから、こんなルールがあると知ってい
る人間から見るとなんだかおかしいのですが、インターネットで得られる解答は時にはおかし
なものなのでしょうね。

 ゲームの目的が「n回で白黒又は黒白が交互に並ぶように碁石を動かす」としないと、順番
にこだわる数学者から文句が出そうです。また、n個は、n回でできるとしたほうがゲームとし
ては単純で遣り甲斐があります。

 n≧4では、最初に動かすのは端から2番目と3番目と言うのが正解です。2回目は、n≧8の
場合は移動した石から2個置いた内側の同じ色の2個を動かすというルールで内側へ進み、
内側から外へは違う色の2個組を隙間に入れていくという手順でできます。

 n=8、12、16、・・・ は、最も機械的に出来ます。n=5、6、7 のシリーズは一番内側がそれぞ
れ違うので、一工夫いります。


(コメント) 河南勝さん、いろいろな情報をいただいて感謝します。


 らいさんからのコメントです。(平成24年4月2日付け)

 知っているかもしれませんが、呉清源先生は「昭和の棋聖」と言われるほどの偉大なプロ
棋士です。様々な情報提供ありがとうございます。勉強になりました。確かに、この問題は
ルールをきちんとしたうえで、石の数と手数の美しい関係を垣間見られるわけで、そう考え
ると、そのような現実は悲しく感じますね・・・。


 河南勝さんからのコメントです。(平成24年4月4日付け)

 呉清源は、私の大学時代にはまだ5〜7段の時代ですから、その頃はこのゲームに「呉清
源ゲーム」などという名前はついていなかったはずですが、いつ頃からこんな名前がついた
のでしょうかね。本当か嘘かは知りませんが、昭和の棋聖呉清源もこんなゲームを楽しんで
(苦しんで)いたのかと思うと愉快になってきます。一応私もへぼ碁を打ちますので...。

 私も以前は、3個以上でしかできないゲームだと思っていたのですが、「n 個の白石と n 個
の黒石の並びを、互いに接する2個の石を平行移動して、n回の操作で、間に空白がないよ
うに石の色が交互になるように並べ替える」としたら2個でもできると最近気付いて嬉しくなっ
ています。何個でもできると知って、長い間このゲームから遠ざかっていたのですが、本当は
どんなルールなのかなと、ごく最近インターネットで調べて、一応のルールや名前なども知り
ました。数学者は白黒交互か黒白交互か気になさるようです。碁盤の上での碁石の並べ替
え遊びですから、どちらでもいいのですが、確かに、このルールだと、n=2 以外は逆順にな
ってしまいますね。n回という制限をはずすと正順も可能になります。

 最終的な石の並びに、「間にスペースが入ってはいけない」という制限を入れないと簡単に
できてしまいます。動かす2個の石は白黒を黒白と順番を変えてはいけない(あるいは回転を
してはいけない)とか、スペースをつめてはいけないというように、ルールをもっとはっきり明示
的に書く方がいいかもしれません。

 ところで、n=2 のときの答えは分かりましたか?



    以下、工事中