角の大きさ(39)                             戻る

 下図のように、2つの直角三角形が重なっている。

  

 AB=4、AE=2、EC=6、CD=2 のとき、∠CFEの大きさを求めよ。



































(答) 135°

 実際に、下図において、∠ACB=φ、∠DEC=θ とおくと、tanφ=1/2、tanθ=1/3

  

このとき、tan(θ+φ)=(tanθ+tanφ)/(1−tanθtanφ)=(1/3+1/2)/(1−1/6)=1

より、 θ+φ=45° よって、 ∠CFE=180°−45°=135°  (終)


 三角関数を使わずとも、次のように考えれば、初等的に解くことが可能である。

  

 △DCE≡△EAE’ となるように、点E’を定める。このとき、△EDE’は、∠DEE’=90°

の直角2等辺三角形となる。よって、∠EDE’=45°となる。

さらに、BCE’D なので、 ∠EFB=∠EDE’=45°となる。

 したがって、∠CFE=180°−45°=135°  (終)


 よおすけさんから別解をいただきました。(令和6年7月10日付け)

 別の視点で挙げてみました。

(別解) 与えられた図のうち、△CDEを平行移動させ、△GHCを作る。

  

 ED//CH、∠CFE=∠DFB=∠HCB となるので、「角の大きさ(35)」の冒頭の図と同様
になる。

 BC2=42+82=80 、CH2=22+62=40 、BH2=22+142=200 より、

cos∠HCB=(80+40−200)/(80)=−1/ なので、 ∠HCB=135°

 よって、∠CFE=135° (終)


(コメント) 「角の大きさ(35)」の類題になるとは、気がつきませんでした。よおすけさんに
     感謝します。



  以下、工事中!