・リュカ≒フィボナッチ≒ピタゴラス            タナカ

 数学に関する研究を投稿してみます。タイトルで触れているフィボナッチ数列をご存知の方
は多いと思いますが、それぞれ1つの項だけについてはフィボナッチ数と呼びます。
当HPの掲示板「出会いの泉」(平成25年4月13日付け)からの転載です。

 そしてフィボナッチ数にはその数自身よりも小さくて異なる2つのフィボナッチ数を平方した
数の和または差で表せるという面白い性質があります。
(→ 参考:「フィボナッチ数を極める」の中の(性質7)、(性質15))

 とりあえず第1項から第13項まで示します。第0項の0については省略します。

1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,・・・

12,12,12+12,22-12,12+22,32-12,22+32,52-22,32+52,82-32,52+82,132-52,82+132,・・・

 ここからの作業が重要なんですが、フィボナッチ数の平方数をそれぞれフィボナッチ数にし
て新たな数列を作ります。そうすると興味深い性質が浮かび上がってくるんです。

  1,1,1+1,2-1,1+2,3-1,2+3,5-2,3+5,8-3,5+8,13-5,8+13,・・・

すなわち

  1,1,2,1,3,2,5,3,8,5,13,8,21,・・・

 この数列の第2項から偶数の項だけを取り出すと、フィボナッチ数列になっています。そし
て第1項から奇数の項についても、第1項を除くフィボナッチ数列となります。

 この作業をもう1回繰り返してみます。

12,12,12+12,12,22-12,12+12,12+22,22-12,32-12,12+22,22+32,32-12,52-22,・・・

すなわち

1,1,2,1,1,2,3,1,2,3,5,2,3,...

 この数列も1つおきの項を取り出すと、1つ前の数列にさかのぼります。

 もう1回この作業を繰り返します。

12,12,12+12,12,12,12+12,22-12,12,12+12,22-12,12+22,12+12,22-12,・・・

すなわち

1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,3,2,1,...

 ひとまず3回の作業を第13項まで説明しましたが、実際には5回の作業を第67項まで繰り
返すことを試みて確認済みです。ここでは過程を省いて結果として生まれる数列のみを発表
します。ついでに7桁までのフィボナッチ数を平方した数も列挙しましょう。

1,1,2,1,3,2,5,3,8,5,13,8,21,13,34,21,55,34,89,55,144,89,233,144,377,233,610,377,987,610,1597,
987,2584,1597,4181,2584,6765,4181,10946,6765,17711,10946,28657,17711,46368,28657,
75025,46368,121393,75025,196418,121393,317811,196418,514229,317811,832040,514229,
1346269,832040,2178309,1346269,3524578,2178309,5702887,3524578,9227465,・・・

1,1,2,1,1,2,3,1,2,3,5,2,3,5,8,3,5,8,13,5,8,13,21,8,13,21,34,13,21,34,55,21,34,55,89,34,55,89,144,
55,89,144,233,89,144,233,377,144,233,377,610,233,377,610,987,377,610,987,1597,610,987,
1597,2584,987,1597,2584,4181,・・・

1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,3,2,1,3,2,1,3,2,5,3,2,5,3,2,5,3,8,5,3,8,5,3,8,5,13,8,5,13,8,5,13,8,21,13,8,21,13,8,
21,13,34,21,13,34,21,13,34,21,55,34,21,55,34,21,55,34,89,・・・

1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,1,2,3,1,2,3,1,2,3,1,2,3,1,2,3,1,2,3,5,2,3,5,2,3,5,2,3,5,2,3,5,2,3,5,8,3,5,
8,3,5,8,3,5,8,3,5,8,3,5,8,13,・・・

1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,3,2,1,3,2,1,3,2,1,3,2,1,3,2,1,3,2,1,3,
2,1,3,2,1,3,2,1,3,2,1,3,2,5,・・・

12=12=1 22=4 32=9 52=25 82=64 132=169 212=441 342=1156 552=3025 892=7921
1442=20736 2332=54289 3772=142129 6102=372100 9872=974169 15972=2550409
25842=6677056 41812=17480761 67652=45765225 109462=119814916 177112=313679521
286572=821223649 463682=2149991424 750252=5628750625 1213932=14736260449
1964182=38580030724 3178112=101003831721 5142292=264431464441
8320402=692290561600 13462692=1812440220361 21783092=4745030099481
35245782=12422650078084 57028872=32522920134769 92274652=85146110326225

 ご覧のとおり、2回め以降の数列については隣りあう3項がセットで一定の周期を持つと考
えられます。それから2回目の数列は、第4項から第7項まで、第8項から第11項までと4項
ごとに区切ると、フィボナッチ数列の一部分であると言えそうです。

 実はまったく逆の作業を繰り返すことも可能です。その場合はフィボナッチ数列だけでなく、
リュカ数列についても1回かぎりで新たな数列を作ることができます。とりあえず第17項まで
のフィボナッチ数列およびリュカ数列を示します。

  1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377,610,987,1597,・・・

  2,1,3,4,7,11,18,29,47,76,123,199,322,521,843,1364,2207,・・・

 それぞれの数列を、2つのフィボナッチ数と2つのリュカ数で表される式にするわけですが、
和で表す場合と差で表す場合の2通りあるので、1つの数列につき新たに2つの数列が生み
だされることになります。まずは平方数の和による数列から載せてみます。

 1,1,2,5,13,34,89,233,610,1597,4181,10946,28657,75025,196418,514229,1346269,・・・

 4,1,5,10,25,65,170,445,1165,3050,7985,20905,54730,143285,375125,982090,2571145,・・・

 1,3,8,21,55,144,377,987,2584,6765,17711,46368,121393,317811,832040,2178309,5702887,・・・

 4,5,15,40,105,275,720,1885,4935,12920,33825,88555,231840,606965,1589055,4160200,10891545,・・・

22=4 12=1 32=9 42=16 72=49 112=121 182=324 292=841 472=2209 762=5776
1232=15129 1992=39601 3222=103684 5212=271441 8432=710649 13642=1860496
22072=4870849 35712=12752041 57782=33385284 93492=87403801 151272=228826129
244762=599074576 396032=1568397609 640792=4106118241

 続けて平方数の差による数列と、参考までに5桁までのリュカ数を平方した数を記載しまし
た。これらの数列のうち、フィボナッチ数列から作られる数列は、平方の和による数列がもと
の数列の奇数項、平方の差による数列が偶数項のみが並んでいることが推察されます。そ
れから、リュカ数列から作られる数列には、平方の和では第3項以降、平方の差では第2項
以降にフィボナッチ数を5倍した数が交互に現れるという性質がありそうです。


(追記) 平成26年1月8日付け

   参考1 、参考2

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