選ばれなかったグループがわかる、3つのグループ分けの問題です。
1〜nまでを、3つのグループに分ける。(各グループには少なくとも1つの数が入る)
いずれかの2グループから、それぞれ1つずつ数を選ぶ。それらの数から、選ばれなかった
グループを確定したい。mod 3 以外の分け方はあるでしょうか?(→ 参考:「仲間を誰に」)
思いついたのは...
(2進法で1が偶数桁だけ) 、(2進法で1が奇数桁だけの奇数) 、(それ以外の数)
ですが...合ってますかしらん?また、それ以外での分け方ってありますでしょうか?
(コメント) n=1〜15について、スモークマンさんの分類では次のようになります。
A={2,8,10}
B={1,4,5}
C={3,6,7,9、11,12,13,14,15}
#Cの要素の個数が甚大に大きくなる予感...。ほぼ均等に分類する方法は如何?
GAI さんからのコメントです。(令和4年8月16日付け)
t=(1+sqrt(5))/2 に対して、
f(n)=floor(n*t^2) 、g(n)=floor(t*floor(n*t) 、h(n)=floor(t*floor(n*t^2))
とし、n=1〜50で、f(n)、g(n)、h(n) を計算させると、
gp > for(n=1,50,print(n";"f(n) " VS "g(n) " VS " h(n)))
1;2 VS 1 VS 3 2;5 VS 4 VS 8 3;7 VS 6 VS 11 4;10 VS 9 VS 16 5;13 VS 12 VS 21 6;15 VS 14 VS 24 7;18 VS 17 VS 29 8;20 VS 19 VS 32 9;23 VS 22 VS 37 10;26 VS 25 VS 42 11;28 VS 27 VS 45 12;31 VS 30 VS 50 13;34 VS 33 VS 55 14;36 VS 35 VS 58 15;39 VS 38 VS 63 16;41 VS 40 VS 66 17;44 VS 43 VS 71 |
18;47 VS 46 VS 76 19;49 VS 48 VS 79 20;52 VS 51 VS 84 21;54 VS 53 VS 87 22;57 VS 56 VS 92 23;60 VS 59 VS 97 24;62 VS 61 VS 100 25;65 VS 64 VS 105 26;68 VS 67 VS 110 27;70 VS 69 VS 113 28;73 VS 72 VS 118 29;75 VS 74 VS 121 30;78 VS 77 VS 126 31;81 VS 80 VS 131 32;83 VS 82 VS 134 33;86 VS 85 VS 139 34;89 VS 88 VS 144 |
35;91 VS 90 VS 147 36;94 VS 93 VS 152 37;96 VS 95 VS 155 38;99 VS 98 VS 160 39;102 VS 101 VS 165 40;104 VS 103 VS 168 41;107 VS 106 VS 173 42;109 VS 108 VS 176 43;112 VS 111 VS 181 44;115 VS 114 VS 186 45;117 VS 116 VS 189 46;120 VS 119 VS 194 47;123 VS 122 VS 199 48;125 VS 124 VS 202 49;128 VS 127 VS 207 50;130 VS 129 VS 210 |
の値がそれぞれが決まるので、全ての自然数は、この3グループに完全に振り分けられて
いきます。
スモークマンさんからのコメントです。(令和4年8月16日付け)
GAI 様、早速にありがとうございます。
問題文「いずれかの2グループから、それぞれ1つずつ数を選ぶ。それらの数から」は、
「いずれかの2グループから、それぞれ1つずつ数を選ぶ。それらの数の和から」のつもり
でした... ^^;
その場合ではどうなのでしょう?
Dengan kesaktian Indukmu さんからのコメントです。(令和4年8月17日付け)
上記の(コメント)にあるように、n=1〜15について、スモークマンさんの分類では次のよ
うになります。
A={2,8,10} 、B={1,4,5} 、C={3,6,7,9、11,12,13,14,15}
このとき、《ふたつの数の和》として「13」が与えられたとすると、《ふたつの数》の組には、
(8, 5) 、(4, 9)
がみつかります。 前者は、A、Bから取ったもので、後者はB、Cから取ったものです。
すなわち、スモークマンさんによる提案においては、【選ばれなかったグループを確定した
い。】という要件を満たしていない気がいたします。以上です。
らすかるさんからのコメントです。(令和4年8月18日付け)
思いついたのは...
(2進法で1が偶数桁だけ) 、(2進法で1が奇数桁だけの奇数) 、(それ以外の数)
ですが...合ってますかしらん?
これは、例えば、
2進法で1が偶数桁だけ: 10100010(2)
2進法で1が奇数桁だけの奇数: 1000001(2)
それ以外の数: 2進法で1が奇数桁だけの偶数と偶数桁奇数桁の両方に1がある数
という意味でしょうか?もしそうだとしたら、1001(2)=9(10) という和があったときに、
第1グループと第2グループの和: 1000(2)+1(2)=1001(2)
第1グループと第3グループの和: 10(2)+111(2)=1001(2)
のどちらなのか区別がつかないと思います。解釈が違っていたらごめんなさい。
スモークマンさんからのコメントです。(令和4年8月20日付け)
らすかるさん、考えてくださってありがとうございます Orz
偶数桁だけが1の数:10, 1010,101010,...
奇数桁だけが1の数:1,101,10101,1010101,...
のつもりでした ^^;...
ちなみに、ある方から、{1,n,その他の数}の3グループに分けても可能と教えていただきま
した...。
らすかるさんからのコメントです。(令和4年8月20日付け)
なるほど。そうだとしても、1111(2)=15(10) という和があったときに、
第1グループと第2グループの和: 1010(2)+101(2)=1111(2)
第2グループと第3グループの和: 1(2)+1110(2)=1111(2)
のどちらなのか区別がつかないと思います。
スモークマンさんからのコメントです。(令和4年8月20日付け)
そっか...!! 浅はかでした ^^; ありがとうございました Orz〜☆
らすかるさんからのコメントです。(令和4年8月21日付け)
1,2,3 をどのグループに入れるかを場合分けして細かく調べることにより、条件を満たす分
け方は、
「mod3で分ける」 、「1とnとその他に分ける」
の2通りしかないことが証明できました。証明は長くなりますので、とりあえず省略します。
スモークマンさんからのコメントです。(令和4年8月21日付け)
らすかるさん、面白いですね ^^ どのように証明できるのか分かりませんが ^^;
一般に、mod (m: 3以上の奇数) でグループ分け(mグループ)すれば、すべてのグループか
らの和は、mod mで0になるので、mグループに分けて、m-1グループから取り出した和が、
mod m で r なら、取り出さなかったグループは、m-r のグループとわかり、mod(m: 4以上の
偶数)でグループ分けすれば、全てのグループからの和は mod mで m/2 のなるので、取り
出さなかったグループは、m/2-r のグループとわかるので、一般化できますね。
また、「1とnとその他に分ける」も...「kとnとその他」でも、全部の和がn(n+1)/2 なので、2グ
ループの和を引いたものがk or n以外なら、その他とわかるので可能ですね。
同様に、mグループの時も... 例えば... 「1、2、...、(m-2)、n、その他」に分けていれば、全
体の和が一定なので、同じことが言えるので、一般化できますね。
以下、工事中!