正8角形で遊ぶ                               戻る

 今、1辺が2の正8角形ABCDEFGHがある。点Oはその中心である。

   

 正8角形の一つの内角の大きさは、 6×180°÷8=135°である。したがって、
1辺の長さが2+2の正方形に4辺(BC、DE、FG、HA)を接して、スッポリ収まる。

 このことから、1辺が2の正8角形ABCDEFGHの面積は、

  (2+222÷2×4=12+8−4=8+8

 OA=R とおくと、面積の計算から、 

  (1/2)R2・sin45°×8=2R2=8+8 より、 R2=4+2

よって、正8角形の外接円の半径Rについて、 R=√(4+2

# (2R)2=12+8+22=16+8 から、R=√(4+2) としても求められる。

 また、正8角形の内接円の半径を r とすると、 r =Rcos22.5°である。

 ここで、 cos222.5°=(1+cos45°)/2=(2+)/4 なので、

 r2 =R2cos222.5°=(4+2)(2+)/4=3+2 より、 r=1+

#正8角形の内接円の半径は、2重根号のない綺麗な形で求まるんですね!もっとも、上記
 のような計算をしなくても、

  2r=2+2 から、直ちに、 r=1+ と求まりましたね!

 正8角形に下図のように円が内接している。

   

 P、Q、R、Sはその接点で、それぞれ辺BC、DE、FG、HAの中点でもある。

 次に、正8角形と同じ面積を持つ正方形を作りたい。トレバーが創案したと言われる、次の
ような方法が知られている。

   

 直径PRに対して、円周上にRU=2(正8角形の1辺の長さ)となる点Uをとる。

 次に、線分PUに垂線QVを下ろす。また、線分QVに垂線RWを下ろす。

 線分WR上にWX=2となる点Xをとる。線分VU上に、VY=2となる点Yをとる。

 このとき、正8角形の中央に、1辺の長さが2(=正8角形の1辺の長さ)の正方形VWXY
ができる。

 下図のように、正方形1個と4個の合同な5角形に、正8角形が分解される。

 これらを組み合わせると、実は、正方形が一つ出来る。

   

が、次の正方形になるとは...。まさに、アンビリーバブルですね!

   

 正8角形の辺の長さを2とする。上図から、出来た正方形の1辺の長さは、

  PY+XR=PU

で、 PU2=PR2−UR2=(2+22−22=8+8 から、上記の結果:

 1辺が2の正8角形ABCDEFGHの面積は、8+8

と一致する。


  以下、工事中!