考える人・・・・・東京 国立西洋美術館にてスケッチ        戻る

     考える人
 上野公園には、たくさんの美術館や文化会館、博物館、科学博物館が集積して
いて私の好きな場所の一つだ。各美術館でのショップめぐりや食事(食事と言えば
上野精養軒のハヤシライスがおすすめかな?いやいや、都美術館のナポリタンも
捨てがたいぞ!というくらい選択肢に困るほどだ)など目の保養とあわせて身体の
芯まで楽しませてくれるからだ。今、東京の下町が人気だという。上野を起点に浅
草界隈を散策するのも楽しい。不忍池の向こうの東京大学に足をのばして学食を
堪能してもいいだろう。
 国立西洋美術館前庭に鎮座する「考える人」は、ロダン作(1880年)。「いったい
何を考えているのだろう?」といつ見てもそう思う。考えすぎて服を着るのも忘れる
くらい何かに没頭しているのだろう。
 いま仕事が忙しくて一つのことに没頭している余裕がない。次から次へと湧いてく
るような仕事と対峙して、一つのことにじっと「考える」ことの至福の時を待ちこがれ
る毎日だ。