トロッコ電車・・・・・京都 保津峡駅にて               戻る

     トロッコ電車
 立て看に、『「たぬき」は古来より「他を抜く」と云う縁起があり、・・・』とあるように、
「たぬき」の置物は縁起物である。「たぬき」は、いろいろなものを身につけている
が、それぞれに意味があるらしい。たとえば、
 笠・・・・・思いがけない災難から身を守る
 徳利・・・飲食には困らないように努力
など。どうしてもお腹に目がいってしまうが、これも「常に落ち着いて、しかし、決断
は大胆に」という縁起を担いでいるそうだ。
 「たぬき」といえば信楽焼で、ある秋の日、悪戦苦闘しながら信楽焼の作陶に汗
したことが思い出される。その思いこみがあったので、この保津峡駅のホームで
の突然の出会いに驚いた。
 今まで「嵐山〜亀岡」間は「保津川下り」を楽しんできた。ただ、撮影日の何日か
前の大雨で川が増水して「保津川下り」ができなくなり、「トロッコ電車」に挑戦とな
った次第である。
 「トロッコ電車」はとてもサービス満点である。見所のポイント毎に電車は止まっ
てくれて周りの美しい景色を堪能させてくれた。途中、保津峡駅〜亀岡間は、東
映太秦映画村の役者さんが鬼の仮面をかぶって我々乗客の笑いを誘ってくれた
りもした。久しぶりに京都を訪れた方が、「トロッコ電車に乗ったので満足」という
意味が分かったような気がする。