奈良女子大学旧本館・・・・・大学キャンパスにて撮影   戻る

     奈良女子大学旧本館
 東のお茶の水女子大学に並ぶ西の奈良女子大学は、明治41年(1908年)に
設置された。写真の建物は、旧本館で大学正門のちょうど正面に位置する。平成
6年に国の重要文化財に指定されている。

 外観は木部を外に表す壁構造のデザインで、ヨーロッパ建築の雰囲気を醸し出
しており、1階正面中央に玄関ポーチがつき、お洒落な造りになっている。

 圧巻は、2階の講堂である。卒業生らしいおばあちゃんが知人を案内していると
き、「広い講堂が2階にあるんですよ〜」と懐かしがられていた。

 400人が楽に座れる広さで、天井の中央部分が一段高くなっており、圧迫感が
ない。クッション付きの長椅子が並べられ、往時を偲ぶ優雅さだ。そういえば、私
の出身高校にも講堂があったが、木製の長椅子で、クッションはなかった...。

 ちょうど大学の文化祭で、キャンパス全体が華やいでいた。旧本館(現在は、記
念館)の一般公開は、11月7日まで続く。