日本の美しい風景        お茶の時間に戻る
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蔵王のお釜 山形・宮城県境 蔵王の火口湖「お釜」
 駐車場の近くから、リフト(往復700円)がある。登山道も完備。写真右手の山は
「五色岳」(標高1674m)。お釜は、1350、1804、1867、1894、1898年に噴
火の記録がある。撮影日は快晴で、水面の美しさが引き立っていた。
阿久津八幡三重塔 山形県 阿久津八幡の「三重塔」
 この地周辺は、東北のアルカディア、まほろばの里とも言われ、古より歴史を刻
むのどかな田園地帯である。近くには古墳もある。奈良・大和地方の風景を彷彿
させるものがある。
稲穂 日本の穀倉地帯の「稲穂」
 「実るほど頭の垂れる稲穂かな」は、皇太子妃雅子様がある時引用された俳句
であるが、十分に実った稲穂は、なぜか人の心を和ませる。いつまでも残してお
きたい風景の原点である。
ポプラ並木 北海道札幌市 北大構内の「ポプラ並木」
 私の通学路であったこのポプラ並木も老年期に入り、毎年台風が来る度に木が
倒れ、現在立入禁止になっている。以前はハネムーンとおぼしき観光客がよくポ
プラ並木の前で記念撮影をしていたものだ。私もよく写真を撮ってくれと頼まれた。
卒業して7年後新婚旅行で訪れて、今度は写真をお願いする側にまわったが、こ
のポプラ並木の風景は、青々とした天空に向かってのびのび育てという意味で、
後世に残したい風景の一つである。現在、平成ポプラ並木が整備されており、30
年後の雄姿に期待したい。
 (追記)平成16年9月8日の台風18号の影響で、約250mの間に立っている高
     さ約30mのポプラ51本のうち、19本が倒れてしまった。何本かは、復活
     できるとのことだが、痛ましい姿になってしまった。全国の人に知れ渡る札
     幌観光の名所だけに、若木を植えて北大のシンボルの再生を図るという。
     私がいた頃も、やはり台風の影響で中央ローンの大木がものの見事に倒
     されていた。とても胸が痛くなった。きれいなキャンパスだけに、大学のい
     ち早い対応に賛辞を述べたい。
哲学の道 京都市左京区東山の「哲学の道」
 哲学者 西田幾太郎が思索の道として散策し、思索の小径と呼ばれていたが、
昭和43年頃整備されて、哲学の道と呼ばれるようになった。横を流れるせせらぎ
は、琵琶湖疎水からの流れで、生い茂った樹木とともに、清涼感を満喫すること
ができる。春の桜もいいが、私的には、見返り阿弥陀で有名な永観堂の紅葉と
共に、晩秋の哲学の道が一番好きだ。京都の伝統的な歴史や文化の息吹きが
感じられ心落ち着く場所である。沿道の菓子処「叶匠寿庵」は、横浜高島屋地階
に支店を構えていて、京都の雰囲気を味わうことができるので、よく利用している。
嵯峨野竹林 京都市嵯峨野の「竹林」
 何度この地を訪れたことだろう。いつ来ても、そこには変わらぬ日本の原風景
がある。天竜寺の庭園、精進料理と古き良き時代の京都を体験することもでき
る。デートコースとしても有名で、近くの野々宮神社で恋人同士が祈る姿は美し
い。最近は、人力車も見られ、明治時代にタイムスリップしたように感じられる。
(えびす屋さんの人力車は平成4年3月から始められた。)
奈良公園 奈良市の「奈良公園」
 東方に若草山を仰ぐ奈良公園は、東大寺や春日大社をはじめ、奈良国立博物
館などが点在し、一般の公園と性格を異にする。奈良公園といえば鹿というよう
に、この公園には欠かせない存在。のんびりお昼寝していたり、鹿せんべいをね
だったりとても人なつこいが、時に、せんべいを手に持つ人を驚かせる。写真の
鹿は、10月中旬にある角切り後のもの。少し安全かな?
渡月橋 京都市嵐山の「渡月橋」
 京都市西部嵐山の裾を流れる桂川に架かる橋で、紅葉の時期に一段と大きく
見えるという嵐山と一体感をなしている。亀岡からの保津川下りの終点でもあり、
また、ボート乗り場もあって、デートコースのプラン作りに困らない。ゆっくりボート
を漕いでいると、賑やかな通りとはうってかわって、静かな時につつまれ、水面の
輝きが眩しく感じられる。
永観堂 京都市東山の「永観堂」
 平安時代に活躍した僧永観にちなみ、「紅葉の永観堂」の名で知られる。紅葉
の美しさは格別。また、「見返り阿弥陀」も必見で、やや左後ろを振り向いてたつ
姿はとても美しい。ともに行道を始めた永観に対して、「永観、遅し!」と後ろを振
り返ったものといわれている。
高畠鉄道高畠駅舎 山形県 「高畠鉄道高畠駅舎」
 
山形交通高畠線は、山形県南部に位置する高畠町の、文化の交流・産業振興
に、設立以来53年もの長い間、大きな役割を果たしてきた。このローカル色豊か
な電車も、時代の変化に勝てず、昭和49年11月15日に、惜しまれつつ閉業され
た。写真の建物は、昭和9年に建てられた高畠駅舎。高畠石造りの美しい駅舎は、
今もなお当時の面影を残している。現在使用されていないが、町の観光資源とし
て多目的に利用しようとする運動が芽生えつつある。
日本海側の冬の空 日本海側の「冬の空」
 「上野発の夜行列車 おりた時から・・・・北へ帰る人の群れは 誰も無口で海
鳴りだけを きいている・・・」という、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」は、私の好
きな歌の一つだ。明治41年に開業した青函連絡船も、津軽海峡線の開業で、
昭和63年3月13日に80年の歴史に幕を閉じた。実際に冬の青森駅のホーム
に立ち、眠い目をこすりながら、青函連絡船に乗り込んだ経験がある身にとって、
この歌を聞く度にあの時の情景が鮮やかに蘇る。日本海側の冬の空は、重く暗
い。人々の気持ちまでもしずめてしまう。でも、この経験があるおかげで、忍耐強
く、遠くに一筋の光明を思い描きながら、頑張れるのかもしれない。
南禅寺水路閣 京都市東山 南禅寺の「水路閣」
 
三方を山に囲まれ、鴨川・桂川が流れる京都は、水に恵まれているが、必ずし
も十分ではなく、琵琶湖から水をひくことになった。木造の巨大な三門や庭園の
きれいな方丈が建つ境内の中を通すにあたり、莫大な費用をかけ、お寺との調
和をはかったそうだ。ヨーロッパを思い起こさせる巨大なレンガ造りは、絵になる
のか、よくドラマでも使われている。水路閣下のアーチ型が背景になることも多
い。私は、境内の静寂と柔らかい日差しが、とても好きだ。
知恩院三門 京都市東山 知恩院の「三門」
 空・無相・無願の3つの解脱の境地を表すこの三門は、重層、入母屋づくりの日
本最大の三門(高さ約24m)である。江戸幕府二代将軍秀忠により、1619年に
建立された。上のほうには、「華頂山」の看板も見える。外観から感じる重量感も
さることながら、特別拝観のときに見ることができる室内の天井の龍にも圧倒され
る。超急勾配の狭い階段からは想像できない広い空間がそこにはある。私的には、
この三門の裏に続く石段がとても心地よい。
旧東海道松並木 神奈川県大磯町 「旧東海道松並木」
 関ヶ原の合戦に勝利をおさめた徳川家康は、慶長6年(1601年)東海道に宿駅
の制度を設け、その整備を行った。慶長9年には一里塚をつくり、街道筋には松
などが植えられた。写真の松並木はこの時に整備されたもの。昨今マツクイムシ
の被害により松の内部の空洞化が顕著になり、倒木の危険性が指摘されるよう
になった。この松並木のほとんどが伐採または剪定される予定である。正月の大
学駅伝でも紹介される、この松並木の景観も、もしかしたら、これが最後かもしれ
ない。
湘南の海 神奈川県鎌倉市 「湘南の海」
 石原慎太郎「太陽の季節」、加山雄三「映画 若大将シリーズ」など多くの小説、
映画、音楽などで、若者のメッカの名を欲しいままにしている湘南。そこには、い
つの時代も、若者たちの屈託のない、明るい声が飛び交う。撮影場所は、出張で
訪れた七里ガ浜。遠くに大島が微かに見える。
銀杏 学校施設に必ずある(?) 「銀杏」
 晩秋の頃、とても銀杏が美しく感じられる。なぜか学校には銀杏が似合うと思う。
雌雄異株で、高いものは40mにもなるという。札幌の北大構内では、ポプラ並木
がつとに有名であるが、北13条門から薬学部前を通って工学部へ至る銀杏並木
の方が個人的には好きだ。青空の下、黄色い絨毯の上を闊歩すれば心爽やか!
電通本社ビル 東京都港区 「電通本社ビル」
 新橋駅東側の汐留地区はまだ再開発の途上であるが、普通の都市とは違う雰
囲気を既に醸しだしている。写真は、電通本社ビルの全景と、その47階からの
眺望。隣接するカレッタ汐留内の電通四季劇場「海」では創立50周年記念公演
の「マンマ・ミーア!」。カーテンコールでは、大多数の方がスタンディングで感動
の嵐だった。個人的には、ソフィー役の吉沢梨絵の透き通る声が良かったかな。
近くに、日本テレビもあり、日テレグッズは一見の価値あり。ゆりかもめに乗車し
てわずか13分で、お台場に行けるなど交通アクセスは申し分ない。
鶴ヶ城 福島県会津若松市 「鶴ヶ城」
 大阪城や姫路城などと同じく、この城も天下の名城と呼ぶにふさわしい。戊辰の
戦役で篭城一ヶ月落ちることはなかった。もっとも城周辺の火の手を見て落城と
勘違いした白虎隊士中二番隊の自刃の物語は、涙を誘う。封建時代の最後の光
彩が刻まれている。管理の難しさから明治7年取り壊されたが、昭和40年天守閣
を再建(高さは37m(天守閣25.15m))。飯盛山の白虎隊士達が眺めたという鶴ヶ
は現在緑色のポールの先でよく見えないのが残念である。
大阪城 大阪市 「大阪城」
 一度は訪れてみたいと思っていた大阪城。黒い松本城は別格としても、鶴ヶ城の
ような色彩と異なり、全体がグリーンという印象。そう言えば、「黄金色に輝く大阪
城」と朝のニュースでも言っていた。堂々とした風貌は他を圧倒する。まさに、大阪
のシンボル。豊臣秀吉が築いた大坂城は、徳川幕府による破壊、戊辰戦争での
城中大火、そして太平洋戦争による空爆など、現在ののどかな風景からは想像も
つかない歴史を経てきた。写真は、蓮如上人袈裟がけの松付近より撮影。
東福寺 京都市東山 「東福寺」
 京都駅から東南の方向、一つ目の東福寺駅で下車、徒歩10分の所に東福寺は
ある。奈良の二大寺(東大寺・興福寺)から字を取り、両寺になぞらえようと念願さ
れて命名された。当初あった桜の木は切られ、今では2000本以上の紅葉が境内
を彩る。通天橋からの眺めは絶景で、紅葉シーズンの11月下旬は順番待ちをす
るほど。10月下旬撮影であるが、ほのかに色づき始め、渓谷美が堪能できるこの
時期が一番好きだ。訪れる者の心を洗い流してくれるようだ。
日本庭園 京都市 「日本庭園」
 奈良・京都は日本人の心の故郷だと思う。奈良・京都を訪れると、日頃の忙殺か
ら解放されて、なぜか「ホッ!」とするから不思議だ。心のリフレッシュのために年
に数回京都を訪れるが、写真は、その常宿のもの。平安神宮神苑や無鄰庵を作
庭した小川治兵衛氏の作と聞く。山紫水明をより鮮明に表し、時がゆっくりと流れ
ゆく。観るものを十分癒してくれる。
京都御苑 京都市 「京都御苑の樹木」
 南北1300m、東西700mにも及ぶ広大な京都御苑は、京都御所を囲む公園と
して整備されている。もともとは宮家や公家の邸宅が建ち並んでいた。そのせいか
今でも何となく平安朝のムードが漂い、落ち着いた景観は都市の中の貴重な自然
空間となっている。写真は、参観者入口付近のもので、周りの樹木とは一風変わっ
た異彩を放っていた。(ピンボケではなく、実際にそう見えるから不思議である。)
冬景色 雪国の 「冬景色」
 今冬(平成16年)は、例年になく降雪量が多いらしい。雪かきをしても、しきれな
いくらいの雪が一晩で降り積もる。冬に雪を見ることがない生活に慣れてしまった
が、冬といえば、やはり写真のような風景が原風景としてある。雪を見慣れない人
にとっては美しいものとして映るだろうが、実際にそこで生活するものにとっては、
とてもつらい写真となるであろう。早い春の到来を待ち望むだけである。
米沢駅舎 山形県米沢市 「米沢駅舎」
 山形新幹線の駅舎は、どこも新しくなって昔の面影はもうない。久しぶりに高校時
代利用していた米沢駅を訪れた。行き交う人は何となく昔風だが、駅舎のように少
しおしゃれになったような気もする。時々部活の遅い帰りに利用していた「立ち食い
そば」は既になかった。母校では、英語の I 先生が校長として頑張っておられる。
授業の記憶はもうないが、怒られたということが、いい思い出として残っている。前
任の校長M先生は、私の教育実習の指導教官。文部省の教科調査官を経て母校
に帰られたが、その後お会いしていない。お元気にご活躍のことと思う。
日本丸 横浜市 「日本丸」
 ランドマークタワー13階より撮影。眼前には、1930年(昭和5年)建造の日本丸が
鎮座している。学生の航海訓練用に用いられ、「太平洋の白鳥」、「海の貴婦人」と
呼ばれる。殺伐とした都市空間の中に、エキゾチックな雰囲気が醸しだされ、他の
都市には見られない趣がある。写真左上には、小林桂樹主演の「牟田刑事官ファ
イル」で警察署として使われているという建物も確認できる。写真の方向は、山下
公園・ベイブリッジ等を臨む。
プラタナス 学校の歴史と共に歩む 「プラタナス」
 写真のプラタナスは、私が小学生の頃から、ずっとそこにあって、学校の歴史を
見守ってきた。以前は西門といわれた体育館の横に鎮座していたが、新校舎では
正門で威風堂々としている。なぜか私の記憶には、晩秋の落葉しきった裸の樹木
の姿だけが鮮明に残っている。シューベルツの「風」(北山 修作詞)という歌にも
歌われ、ひと頃街路樹に多用されたが、最近は減ってきているらしい。
大河内山荘 京都市嵯峨野 「大河内山荘」
 何年かぶりに大河内山荘を訪れたが、そこには以前見た景色と同じ景色が広が
り、まるで、時間が止まったように感じられた。写真の風景は私のお気に入りで、
秋の紅葉の美しさを如実に物語っていると思う。時代劇の名優の大河内傳次郎は、
映画の出演料の大半をこの庭園のために注ぎこみ、生涯をかけてこの庭園を創り
上げたという。じっくりと味わいたいものだ。
姫路城 兵庫県姫路市 「姫路城」
 一度は行ってみたいと思っていた姫路城。さすがに世界文化遺産、天下の名城
と呼ぶにふさわしい堂々たる美しさである。白鷺城とも呼ばれるが、中は、不気味
な要塞である。石落としやらいろいろな防御のための方策がとられていて、外観か
らは分からない複雑な構造になっている。ただ木造建築で、かなり天井の高い空間
などもあり、建築技術の高さを感じる。
天龍寺庭園 京都市嵯峨野 「天龍寺庭園」
 天龍寺は、1339年足利尊氏により夢窓国師を開山として創建。これまで8回の
大火で当時の建造物は一つも現存していないが、夢窓国師による曹源池庭園(世
界文化遺産)のみが往時の面影を残す。背後の嵐山と小倉山を借景とする池泉廻
遊式庭園には独特の優雅な美しさが感じられ、訪れる人を魅了する。精進料理を
食べた後の散策は、とても贅沢をしている気分にさせられる。
西屋 白布高湯温泉 「西屋」
 米沢藩の隠し湯といわれた所で、茅葺き入母屋造りの風情ある旅館が旅人の疲
れを癒してくれる。男湯と女湯の板木の節目にウブな高校時代ドキドキしたものだ。
廊下には籐ゴザが敷き詰められ風呂上がりの素足に心地よい。湯治場としても利
用され古き良き時代の日本にどっぷり浸かることができる。この西屋以外に中屋、
東屋があったが、残念なことに平成12年3月中屋からの出火で焼失してしまった。
今は西屋のみが往時をしのばせる。
中秋の名月 中秋の「名月」
 撮影は、平成17年9月18日夜8時頃。デジカメで十数枚とったが、満月に写って
いるのはこれ1枚のみ。空気のゆらぎが邪魔をしているようだ。中秋の名月は、こ
れまで雨や雲にさえぎられ2年ぶりという。過去10年間でも4回しかないそうだ。月
には「ススキ」がよく似合う。今日は箱根湿性花園の台ヶ岳の裾にひろがるススキ
群生地に足を延ばして秋の深まりを実感することにしよう。見頃は10月下旬くらい。
風になびく白色の穂波の中の散策はとても清々しい。
明石海峡大橋 兵庫県淡路島 「明石海峡大橋」
 以前、高松を訪れた時、宇高連絡船を利用した。そのときは青函連絡船の時とは
全然違う思いがした。北国に向かう裏寂れた旅情は微塵も感じられなかった。それ
から十数年たって神戸市と淡路島を結ぶ明石海峡大橋が平成10年に開通した。
世界最長の吊り橋で、景観の美しさは「偉容な」という形容詞が似合う。淡路島を経
て大鳴門橋を渡れば、そこはもう四国。四国に入ったという思いを十分感じられない
ほどだ。児島・坂出間の瀬戸大橋が平成元年に完成しているが、関西圏からは明
石海峡大橋が最も便利だろう。ただ通行料の高さには辟易...。
シンデレラ城 東京ディズニーランド 「シンデレラ城」
 年間1700万人を超える集客力を誇るTDLは、入場者数世界一でもある。その
象徴的存在がこのシンデレラ城。京葉線から見える姿とは異なり園内では存在感
を誇示している。今はワールドバザール入り口やアトラクションが10月31日のハ
ロウィンに向け飾り付けられている。ディズニーの世界にどっぷり浸れるが食べ物
となると値段の高さ・品数の少なさが気にかかる。再入園のシステムを使ってTDL
に隣接するヒルトン東京ベイホテルの「ザ・スクウェア」でのバイキングがおすすめ。
平日2200円で和洋中からデザートまで自由にランチが楽しめる。
鴨川 京都市荒神橋より 「鴨川」
 荒神橋より北山方向を望む。このような風景は日本中至る所にあるが、何故か
京都のこの風景は記録にとどめておきたい。川向こうには賀茂川と高野川の合流
地点がある。賀茂川が鴨川と名前の変わる所が面白い。またこの周辺は府立医
科大学や京都大学医学部が林立しており医学生のメッカとも言えよう。勉学に疲
れた頭を癒すにはもってこいのロケーションである。
朱雀門 奈良市平城宮跡 「朱雀門」
 それは全くの偶然だった。車で奈良駅に向かう途中、子供たちが野球に興じる
広い空き地(朱雀大路)の向こうに巨大な建物が目に飛び込んできた。平城宮の
正門「朱雀門」である。とにかく辺り一帯が別世界である。古の人々はこの門の前
で外国使節の送迎や、天皇の祝賀行事などに接したのだろう。一気に千年昔の
世界にタイムトラベルしたような気分だ。朱雀門の復元工事は1991年に始まり
1997年に完成した。資料がないので推理・検討しながらの工事だったという。
瀬戸大橋 香川県坂出市 「瀬戸大橋」
 岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ瀬戸大橋は、本州・四国間架橋3ルートの
うち一番早く、1988年に完成した。上は瀬戸中央自動車道、下はJR瀬戸大橋線
が通っており、写真でも分かるようにかなりな巨大建造物である。美しい公園との
アンマッチさに、これを「日本の美しい風景」として残すべきか大いに迷うところで
ある。以前、宇高連絡船を使って四国入りしたときの苦労を考えると、この橋の誕
生で確実に四国の状況を一変させたことは間違いない。
秋葉原クロスフィールド 東京秋葉原 「秋葉原クロスフィールド」
 秋葉原と言えば「電気街」とすぐ思い浮かぶほど有名だった。現在も電気街であ
ることに変わりはないが、いろいろな業種が集積しつつある。その中でも特徴的な
ことは、産学連携中核施設の存在だろう。写真は、2005年3月末オープンの秋
葉原ダイビル。この中には首都大学東京(昔の都立大学)や東京電機大学その
他のいろいろな大学のブランチやらサテライトキャンパスが設けられている。秋葉
原は、JR3路線、東京メトロ2路線をはじめ、つくば研究学園都市と最速45分で
結ぶつくばエクスプレスがある交通至便な場所である。今ここが世界的なIT拠点
に生まれ変わろうとしている。その雰囲気とは裏腹に、駅前ではコスプレに身を包
んだメイドさんが勧誘チラシを配っている。とても不思議な空間である。
三十三間堂 京都東山区 「三十三間堂」
 京都駅から歩こうと思えば歩けるところにあるが、何度も訪れている清水寺の近
くにありながら今まで一度も行ったことがなかった。外観の重厚さと相まって中にま
つられる1001体の観音像には圧倒される。特に「玉眼」という技法が用いられた
仏像には生き生きとした躍動感を感じた。お堂は約120mあり、正面の柱間が33
あるところから三十三間堂と呼ばれているそうだ。
噴水 東京上野公園 「噴水」
 大きな公園には大抵噴水がある。しかも、噴水は公園の顔とも言える。いろいろ
な人が公園に集う。都会では公園と言えばオアシスだ。仕事で疲れた心を十分癒
してくれる。噴水を見て、そう思うのは私も仕事に追われ疲れているからだろうか?
噴水にもいろいろなバリエーションがあって人々を楽しませてくれる。噴水の醍醐味
は、実際に見てみないと味わえない。
リース 玄関先の 「リース」
 リースというとクリスマスというイメージがあるが、基本的には年中玄関や壁、ドア
に飾って爽やかな彩りを楽しむことが出来る。リースを飾ることは日本で言えば「し
め縄」のような魔除けや豊作祈願という意味合いがあるとか。輪は「永遠」を意味
し、柊の葉や赤い実にもそれぞれ意味があるようだが、深いことは考えずに、殺風
景な冬景色の中の一服の清涼剤として楽しみたい。
氷川丸 横浜山下公園 「氷川丸」
 「北太平洋の女王」と呼ばれ、山下公園では強烈な印象を持つ。1930年完成
で、戦中は病院船、戦後は帰還兵の輸送に活躍したという。1961年山下公園
前に係留されてからは宿泊施設や結婚式場、一般観光用に公開されてきた。こ
の氷川丸もマリンタワーとともに平成18年12月25日に営業公開を終了する。
18時半に別れの汽笛を鳴らすそうで、是非聞いておきたい。
クリスマス電飾 樹木を飾る 「クリスマス電飾」
 最近クリスマスの時期になると競って庭先や家の壁面などをイルミネーションで
飾る家が増えた。我が家の近所にも何軒かあって、夜ジョギングしながら見る風
景はきらびやかだ。でも、いつから日本人は自分の趣味を他人に見せびらかす
民族に成り下がってしまったのだろう。以前は細々と室内の観葉植物に電飾を飾
り付け、楽しむ位だったはず。樹木にとっても迷惑な流行と思うのだが...。
東大安田講堂 東京大学 「安田講堂」
 子供の頃、大学紛争(1968)でTVに映し出された映像と比べて、実物を見ると何
故かこじんまりとしていてかわいらしい。久しぶりに東大を訪れてみて、紛争当時
の傷跡がまだ散見されそうで思わず感傷に浸ってしまう。講堂前の銀杏並木もよ
く整備されていて美しい。この前庭の地下には中央食堂があり、和定食620円
ライス大盛りだったが少し高いかな...?)を味わった。また、講堂の近くには「三四郎池
と呼ばれる池がある。正式には育徳園心字池というらしいが、夏目漱石がここを
舞台に『三四郎』を書いたためらしい。この池を前にすると、とても大都会の喧噪
の中にいるとは思えない、静かな時間の流れを感じることができる。数学の問題
に取り組んで、気分転換をするには最高の場所だろう。
松が岬公園 山形県米沢市 「松が岬公園」
 毎年4月29日から5月3日までここを主会場に「上杉まつり」が開かれる。写真
では美しいほどの静寂感が漂っているが、写真右手の方では子供達が大好きな
縁日の屋台がこれでもかと言うくらいに並び、とても騒がしく活気がある。日本人
はとても桜が好きだという。私も以前旅をしながら、1年間に桜の開花を3度見た
ことがある。写真を撮った日は風がとても強く桜吹雪が舞っていた。その散り際の
華やかさも日本で桜が好まれる理由だろう。
甲子園球場 兵庫県西宮市 「甲子園球場」
 毎年夏の楽しみと言えば高校野球。全国の高校球児がここ甲子園球場を目指
して野球に打ち込む姿は美しく、正に青春そのもの。記憶に留めておきたい風景
の一つに数えられよう。今年は第89回目を迎え、県立の佐賀北高が強豪の私立
高を撃破して初優勝した。しかも、0対4で劣勢であった8回裏押し出し1点の後、
劇的な逆転満塁本塁打による勝利である。そのとき、スタンド全体から沸き起こる
興奮と熱情はTV観戦では決して得られないものであった。
鳥取砂丘 鳥取市 「鳥取砂丘」
 「あなたにとって私〜ただの通りすがり〜ちょっとふり向いてみただけの異邦人〜・・・
砂漠にラクダというと昭和54年にヒットした久保田早紀の「異邦人」のメロディが
真っ先に浮かぶ。実際の砂丘は想像していたものより狭い。しかし、この風景が
日本でも味わえることに感謝しなければならない。 「月の沙漠」のモデルはこの
鳥取砂丘ではなく千葉県御宿海岸の砂丘。加藤まさをさんは大学在学中に毎夏
訪れていた砂丘を思い浮かべて作詞したという。
紅葉狩り 秋深し 「紅葉狩り」
 近所の公園で、紅葉のライトアップが始まった。園内の茶室から流れる琴の調
べが夜の紅葉見物に彩りを添える。池に映る逆さ紅葉の美しさに思わず見とれ
てしまった。観光バスが来るくらい有名な公園であるが、蝋燭の灯りで照らされた
小径を静かに散策する時間がとても贅沢に感じられた。
大原美術館 倉敷市 「大原美術館」
 倉敷駅から歩いてしばらくすると倉敷市美観地区に入り正面に大原美術館が目
に入る。倉敷は何度も訪れているが何故か美術館の外観は眺めても実際に中に
入ったことは一度もない。美観地区に面するその佇まいが好きなのである。エル・
グレコの『受胎告知』は必見とのことなので、今度こそ美術館内部を探訪したいも
のだ。
満開の桜 花は盛りに 「満開の桜」
 吉田兼好の「徒然草」第137段に「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものか
は。〜咲きぬべきほどの梢、散り萎れたる庭などこそ、見所多けれ。」という有名
な一文がある。ありのままの自然の姿が一番で、いつが一番見所だということは
ないと仰るわけだが、やはり満開の桜ほど見応えのあるものはないと私は思う。
今、時は4月。折しも春雷とともに、この桜も散ってしまった。こうして毎年桜の記
憶が脳裏に一つ一つ刻まれていく。
大樹 キャンパスの 「大樹」
 大学本館前に鎮座するこの大樹は、緑多いお茶の水女子大学のキャンパスの
中でも一際目につく立派なものである。樹齢は何年であろうか?照りつける日差
しを遮って、大樹が涼しい木陰を提供してくれる。キャンパスの顔ともいうべき樹
木は、ほとんどの大学キャンパスに存在する。時間がゆっくり流れているように感
じられ、清々しい。
御殿場「アウトレット」 御殿場 「アウトレット」
 「消費は美徳」とは全然思わないが、この地を訪れると自然に感覚が麻痺してく
る。そんな怖さを持った200店超がひしめく街だ。小田急御殿場ファミリーランドの
跡地に出店したのが平成12年7月。「御殿場プレミアム・アウトレット」が正式名称
である。写真は何となく異国情緒を感じる風景かな?
銀座「歌舞伎座」 銀座 「歌舞伎座」
 いつも利用している駐車場の近くにあり、見慣れた風景であるが、老朽化による
立て替えのためにしばらく閉館になるという。歌舞伎座の建物の外観が気に入っ
ていたが、その雰囲気を壊さないで、高層化されるらしい。TBS「ぴったんこカン・
カン」でも紹介されるほど、銀座のランドマークに相応しい。どのような外観で再出
発するのか楽しみである。
浜名湖「夕景」 浜名湖 「夕景」
 常日頃海岸線から沈みゆく太陽を撮りたいという思いがあった。海岸線ではない
が、偶然通りかかった浜名湖でその瞬間のひらめきがあった。どんな場所からで
も夕景は美しいと思うが、この夕景は太陽の持つ神々しさを感じる。日本の美しい
風景として記憶に留めておきたい一瞬である。
東京ディズニーランド 東京ディズニーランド 「復活」
 2011年3月11日に起こった東日本大震災の影響で、1983年4月開業以来初
めて約1ヶ月間の休園措置をとった東京ディズニーランドが、4月15日再開した。
暗い世相の中で人々に元気を与えて欲しいと開園が望まれていたが、震災による
被害もあり、開園に向けては慎重な対応だった。いろいろデマ情報が飛び交い人
々を大いに一喜一憂させたが、ようやくの開園となったようだ。ただ、まだディズニ
ーシーの方は閉鎖されたままだ。人々に夢を与えるために是非近日中の再開を願
う。
STB139 六本木 「STB139」
 STB139はライブレストランで、至近距離で音楽を聴きながら食事ができる正に
癒しと寛ぎの空間である。常日頃は首都高3号線で通過するだけだったが、機会
あって、六本木アマンド曲がって芋洗い坂を下ったところにあるこのSTB139に初
めて足を踏み入れた。家の近所にもライブハウスはあるが、洗練された場所で聴
く音楽もまた格別である。
(追記) 平成10年12月開業の「STB139」も平成26年5月25日営業休止となっ
てしまった。平成27年9月には取り壊しも始まり、今はもうない。
東京スカイツリー 電波塔 「東京スカイツリー」
 2008年7月14日に着工した東京スカイツリーも2011年3月18日に予定の高
さ634mに達し、電波塔としては世界一となった。2011年12月に竣工予定で、
日本で最も有名な観光名所になることは間違いない。写真は吾妻橋と言問橋に挟
まれた墨田公園から業平橋駅方面を望んだもの。浅草の近くで、浅草寺の社殿か
ら東京スカイツリーを見ることもでき、古いものと新しいものの絶妙な調和に驚かさ
れた。
 東日本大震災の後、観光客が途絶えたと言われていた雷門、仲見世通りである
が、外国人観光客と思しき人もたくさんいて満員電車のような混雑ぶりであった。
(→大林組・東京スカイツリー建設プロジェクトのページ
聖徳記念絵画館 神宮外苑 「聖徳記念絵画館」
1926年に建設された聖徳記念絵画館は、明治天皇に関する絵画を展示しており、
神宮外苑の象徴として荘厳な雰囲気を醸し出している。絵画館に通じるイチョウ並
木が世間ではドラマなどのロケ地として有名である。以前から気になっていた建物
であるが、たまたまこの近くで研究会があり、ようやく写真におさめることができた。
千駄ヶ谷駅から神宮外苑に至る途中に将棋会館もあり、三浦弘行八段とバッタリ
遭遇して得した気分になった。
旧吉田 茂 邸 神奈川県大磯町 「旧吉田 茂 邸」
宰相として日本の戦後を導いた吉田 茂。その邸宅が大磯町にある。吉田没後、
西武鉄道に売却され大磯プリンスホテルの別館として利用されていたが、平成21
年3月に火災で焼失。写真の建物は、その後復元されたもの。焼失を免れた庭園
や兜門、七賢堂等から当時をしのぶことができる。(→ スケッチ画
宇治平等院鳳凰堂 京都市 「宇治平等院鳳凰堂」
世界遺産の平等院はJR宇治駅より徒歩9分の所にある。1052年、関白藤原頼通
が開創し、翌年鳳凰堂が落慶された。十円硬貨でお馴染みの風景である。東方に
面して阿字池を隔てて西方に位置し、極楽浄土があることを示している。水面に映る
鳳凰堂も幻想的である。