正方形を作る(6)                  戻る

 今、下図のように、9×16 の長方形がある。

      

 この長方形を、2つの図形に分けて適当に組み合わせると、1つの正方形が作られる。

どのように分けたらいいのだろうか?






























(答) 易しかったかな?次のように分けて、組み合わせればよい。

       

       


 一般に、r2×s2 ( r < s ) の長方形の面積は、1辺の長さが rs の正方形の面積に等
しい。

 したがって、この長方形を 2つの図形に分けて 1つの正方形を作るには次のようにすれ
ばよい。

 長さが r2 の辺を rs−r2 等分し、長さが s2 の辺を s2−rs 等分する。それらの等分点
を各辺に平行な線分で結び格子を作る。

 上図と同様に、格子を、横方向に (s−r)2 個分、縦方向にも (s−r)2 個分だけずらし
て合わせると、1つの正方形となる。

 (注意) 上図では、縦を 3等分し、横を 4等分して、縦方向、横方向に格子を 1つだけ
      ずらしている。