極限と方程式の解                            戻る

 当HPがいつもお世話になっているHN「よおすけ」さんからの出題です。
                                      (平成26年12月5日付け)

 学習院大の入試問題(1976年)から。

 a>0、a→0 のとき、方程式 ax2+x+1=0 の解はどのようになるか。





































(答) よおすけさんから解答を頂きました。(平成26年12月8日付け)

(コメント) よおすけさんの解答のように解こうと思ったのですが、ここは美しく解きたいと思
      います。

(別解) 方程式 ax2+x+1=0 において、x=0 は解ではないので、方程式の両辺をx2

    割ると、 (1/x)2+(1/x)+a=0 となる。

     a=0 とすると、 (1/x)2+(1/x)=0 から、 1/x=0 、−1 であるが、

    a → +0 なので、方程式は異なる2つの実数解を持つとしてよい。このとき、

        1/x → −0 、1/x → −1+0

    なので、 x → −∞ 、 x → −1−0 である。  (終)