大小関係の基本的性質2                     戻る

 当HPがいつもお世話になっているHN「よおすけ」さんからの出題です。
                                       (平成26年6月25日付け)

 4つの正の数 a、b、c、d の間に、a+b=c+d、bc>ad、a>b、c>d の関係があるとき、
a、b、c、d を大きさの順に並べよ。






































(答) らすかるさんが考察されました。(平成26年6月25日付け)

  c(c+d)=c(a+b)=ac+bc>ac+ad=a(c+d) なので、 c>a

  d(c+d)=d(a+b)=ad+bd<bc+bd=b(c+d) なので、 b>d

   よって、 c>a>b>d である。


 S(H)さんから参考図をいただきました。(平成26年6月26日付け)


(コメント) 原点Oと第1象限にある2点A(a,b)、B(c,d)について、a<c とすればいいこ
      とが、△OABの面積=(bc−ad)/2 (bc>ad から、bc-ad>0) となることから、
      図形的に明白になるんですね!そして、その帰結として、 d<b も明らか。
       S(H)さんに感謝します。