徒競走                                    戻る

 当HPがいつもお世話になっているHN「GAI」さんからの出題です。
                                       (令和3年4月22日付け)

 A、B、Cの3人が一対一の100メートル競走を争う。すると、

 Aは、20メートル差でBに勝った。
 Bは、20メートル差でCに勝った。

 では、AとCが競争すると、Aは何メートル差でCに勝つか?

 ただし全員はそれぞれ常に一定の速さで走るものとする。

































(答) らすかるさんが考察されました。(令和3年4月22日付け)

 もし、「Aは20メートル差でBに勝った。」が「AがゴールしたときBは80m地点にいた」という
意味ならば、

 (Aの速さ) : (Bの速さ)=5 : 4

 (Bの速さ) : (Cの速さ)=5 : 4

すなわち、 (Aの速さ) : (Bの速さ) : (Cの速さ)=25 : 20 : 16 となるので、

 100×(16/25)=64 から、36m差で勝つ。

 もし、「Aは20メートル差でBに勝った。」が「BがゴールしたときAは120m地点にいた」という
意味ならば、

 (Aの速さ) : (Bの速さ)=6 : 5

 (Bの速さ) : (Cの速さ)=6:5

すなわち、 (Aの速さ) : (Bの速さ) : (Cの速さ)=36:30:25 となるので、

 100×(36/25)=144 から、44m差で勝つ。


(コメント) 今までの認識では、「〜m差で勝つ」とは前半の場合を想定していましたが、後
      半のような場合もあり得るというご指摘に驚きました。ゴールした後は力を抜いて
      流すのが通例だと思うので、「〜m差で勝つ」という感覚にはなれないと思うので
      すが...。