朝の散歩                                  戻る

 当HPがいつもお世話になっているHN「GAI」さんからの出題です。
                                      (平成27年5月18日付け)

 町が碁盤の目の様な道路になっており、座標平面上の格子点を動く様に散歩するものと
する。

 その人の座標が(a,b)で、

Mod(a+b,4)≡0→右へ1進む 、Mod(a+b,4)≡1→上へ1進む 、Mod(a+b,4)≡2→左へ1進む
Mod(a+b,4)≡3→下へ1進む

と進路をとって進むものとする。

 この時、ある格子点Pから散歩し出した人が、この進路変更を9回繰り返したとき(合計10
単位長さ進む。)に格子点Q(0,10)に到着していたという。

 さて、出発点に相当したPとして考えられる点は何処?

 また、散歩コースの進み方を

Mod(a^3+b^3,4)≡0→右へ1進む 、Mod(a^3+b^3,4)≡1→上へ1進む 、
Mod(a^3+b^3,4)≡2→左へ1進む 、Mod(a^3+b^3,4)≡3→下へ1進む

にした場合に、点(0,0)から出発した人は何処まで遠くに進むことができるか?




















(答) DD++さんが考察されました。(平成28年9月25日付け)

 進路の取り方は、

 右へ進んだら次は必ず上、
 上へ進んだら次は必ず左、
 左へ進んだら次は必ず上、
 下へ進んだら次は必ず左

なので、(0,10)から仮に11回目の移動をするなら左なので、10回で(0,10)にたどり着くには、

  「左上左上左上左上左上」 または 「右上左上左上左上左上」

の何れか、つまり、スタート地点は、(5,5) または (3,5)

 後半の問題は、(0,0) から右上左(上右上右下右下右)×nと進んでいくので、右方向へ
どこまでも遠くへ移動していく。


(コメント) なるほど!進路の取り方のルールを整理すると単純になり考えやすくなりますね。
      感動です。DD++さんに感謝します。