粉飾決算                                  戻る

 当HPがいつもお世話になっているHN「GAI」さんからの出題です。
                                       (平成27年7月6日付け)

 あるグループ会社の支店A、B、C、Dの年間収支が、A(1)、B(-3)、C(0)、D(5)を計上した。
そこでこのままでは赤字計上のB支店が隣のA、C支店に頼み込んで、B支店の計上を-3→
+3へ切り替える代わりに、Aは、1-3=-2、Cは0-3=-3へ粉飾決算にして帳消しをしてほしいと
圧力をかけてきた。

 しぶしぶ日頃お世話になっていたB支店の顔を立てるため、やむなく受け入れ、A(-2)、B(3)、
C(-3)、D(5)で本部へ報告することにした。

 ところが、A支店の支店長はこのままでは腹の虫が治まらず、黒字だった自分の支店がこ
のままでは赤字となるので、今度はA支店が隣に位置するD、B支店に(A、B、C、Dは円環状
に繋がっているとみる)A支店の計上を-2→+2へ切り替える代わりに、Dは5-2=3、Bは3-2=1
へ粉飾決算の要求を出した。A(2)、B(1)、C(-3)、D(3)

 C支店も黙っちゃ居られねいと、今度はC支店が隣に位置するB、D支店に通達を出し、C
支店の計上を-3→+3へ切り替える代わりに、Bは、1-3=-2、Dは3-3=0への粉飾決算の要求
を突きつけた。A(2)、B(-2)、C(3)、D(0)

 巡り巡ってB支店は、言い出しっぺだし仕方無いかと諦めかけたが最後のお願いとばかり
もう一度隣のA、C支店にB支店の存亡がかかっている、今回の収支報告でどうしても赤字は
避けたい支店長が、B支店の計上を-2→+2にしたいので、Aは2-2=0、Cは3-2=1へと粉飾決
算のお願いを平身低頭で頼み込んだ。A(0)、B(2)、C(1)、D(0)

 すると、どの支店も赤字決算にならず収支報告を済ますことが出来るようになり、各支店と
もこれで決着と話が済んだ。4回の粉飾決算修正により上手くこの年の本部への報告を終え
た。

 さて、ある年この4支店が一人勝ちな A(-1)、B(-3)、C(-2)、D(7) なる状態に陥ったという。
この難局を乗り越えるため、何としても赤字報告を避けたい各支店はいったい何回の粉飾
決算修正を繰り返して(粉飾は上記の方法を踏襲する)本部への報告に至ったでしょう?

 また、Dの当初報告予定の数字(7に相当するデータ)がいくつ以上なら粉飾修正の回数が
一定のものになるでしょう?またその回数は?



































(答) 工事中