線分の長さ
当HPがいつもお世話になっているHN「S(H)」さんからの出題です。
(平成29年9月21日付け)
問題 一辺が12の正方形ABCDの辺BC上に点Pをとり、∠PADの2等分線が辺CDと交わ
る点をE、CE=k であるとき、線分APの長さを求めよ。
(答) スモークマンさんが考察されました。(平成29年9月21日付け)
∠DAE=θとすると、 tanθ=(12-k)/12 より、
tan(2θ)=((12-k)/6)/(1-(1-k/12)^2)=24(12-k)/(k(24-k))
BP=p として、 p/12=(12-p)/(12*24(12-k)/(k(24-k))-12) より、p=k(24-k)/(2(12-k))
よって、 AP2=122+p2 なので、
AP=(12^2+(k(24-k)/(2(12-k))^2)^(1/2)=(1/2)√((12/(12-k))^2+575)
かなぁ…^^。
(コメント) スモークマンさんが三角比を用いて解かれましたが、次のように角の2等分線の
性質を用いる方法も考えられます。
下図で、△ABP∽△QCP より、12 : p=QC : 12−p なので、QC=12(12−p)/p
![]() |
また、 AP=√(p2+144) で、△ABP∽△AHQ より、 AQ=AP・(12/p) すなわち、 AP=AQ・(p/12) 線分AEは∠QADの2等分線なので、 AQ : AD=QE : ED よって、 AQ : 12=12(12−p)/p+k : 12−k より、 AQ=(144(12−p)/p+12k)/(12−k) |
以上から、
√(p2+144)=(144(12−p)/p+12k)/(12−k)・(p/12)
=(12(12−p)+pk)/(12−k)
両辺を平方して整理すると、 (12−k)2(p2+144)=(12(12−p)+pk)2
これを展開して、pについて解くと、 p=(k2−24k)/(2(k−12))
このとき、 p2+144=(k2−24k)2/(2(k−12))2+144
=(k4ー48k3+864k2−6912k+41472)/(2(k−12))2
で、AP=√(p2+144) が求められる。
#未知数kを含んでいるので複雑な式に見えるが、例えば、k=4としてみるとスッキリした
答えになる。因みに、k=4 のとき、p=5 で、そのとき、AP=13 となる。