線分の長さ2                                戻る

問題 面積が12の四角形ABCDにおいて、AD=CDのとき、Dから辺BCに下した垂線DE
    の長さを求めよ。




































(答) △DECを切り取り、辺CDを辺ADに重ねることにより、1辺の長さがDEの正方形が作
   れるので、DE2=12より、 DE=2


 GAI さんからのコメントです。(令和元年8月7日付け)

 もし、このアクロバティック解法を思いつかないならを想定して試みた。

 図の4角形を、Dを原点に、Aをx軸上、Cをy軸上にとり、DA=DC=a、∠ADB=θ とすると、

∠ADC=∠ABC=90°から四角形ABCDはACを直径とする同一円周上にあり、

∠CAD=∠ACD=∠ABD=∠CBD=∠BDE=45°(DBは角Bの二等分線になっている。)

∠ADE=∠xAB=θ+45°から、DE//AB

 求める長さ DE=x とおくと、BE=x、BD=√2*x、∠CDE=45°-θ で、

面積条件から、 △ABD+△BDE+△CDE=12

 1/2*√2*x*a+1/2*x^2+1/2*x*a*sin(45°-θ)=12

 x^2+√2/2*x*a*(sinθ+cosθ)=24

 x^2+√2/2*x*a*√2*cos(45°-θ)=24

 ここで、△CDEで、a*cos(45°-θ)=x であるので、上式は、x^2+x^2=24

∴x^2=12 より、x=DE=2*√3

如何にアイデアが大切かを教えてくれる。


 らすかるさんからのコメントです。(令和元年8月7日付け)

 もし、このアクロバティック解法を思いつかないなら...

 DE=x、CE=a とおく。AからDEに垂線AHを下ろすと、△CDE≡△DAH なので、

AH=DE=x、DH=CE=a

 よって、AB=HE=DE-DH=x-a なので、四角形ABCDの面積は、

(台形ABED+△CDE)=(AB+DE)AH/2+CE・DE/2=(2x-a)・x/2+ax/2=x^2=12

 よって、x=2√3