数字にある穴                              戻る

 当HPがいつもお世話になっているHN「よおすけ」さんからの出題です。
                                      (平成24年1月19日付け)

  某数学塾の訪問者Hは、数字をみると特定の数字にある穴を塗りつぶす癖がある。

今、「4」、「6」、「9」、「0」 は1つ、「8」 は2つ穴があるものとする。

 訪問者Hは、「1」、「2」、「3」、・・・、「10000」 までにある穴を全て塗りつぶした。

このとき、訪問者Hは何個の穴を塗りつぶしたか。
































(答) ちなみに、自分の答えは、22893個。


 らすかるさんからのコメントです。(平成24年1月19日付け)

  1000×(1+1+1+1+2)×4-999-99-9=22893個ですね。


    らすかるさんによる解説です。(平成24年1月20日付け)

     まず 1〜999は0を補ってすべて4桁にして10000は0000にすると、

      0000、0001、0002、・・・、9999

    となりますが、これは、各桁に、「0」、「1」、・・・、「9」が1000回ずつ出てきますから

    1000×(1+1+1+1+2)×4個の穴があります。そして、補った余計な「0」は、

     1000の位:0001〜0999 の 999個

     100の位:0001〜0099 の 99個

     10の位:0001〜0009 の 9個

    なので、
            1000×(1+1+1+1+2)×4-999-99-9

    という式になります。少し一般的にして、1から10nまでの穴の数を計算してみると、

      6n・10n-1-(10n-1)/9+n = {(3・10n+5)(27n-5)+40}/135 個

    になりますね。

    (右辺はnが出てくる回数を極力減らして簡潔にした式です。)

(コメント) 穴の数に注目すると、10000と0000は同じなので、0000〜9999とした方が数えや
      すいですね!らすかるさんに感謝します。


 よおすけさんからのコメントです。(平成24年1月19日付け)

 僕は、例えば、10〜19では0、4、6、9に各1個、8は2個だから合計6個などと地道にやって、

 最終的に、 1〜9:5個、10〜99:104個、100〜999:1580個、1000〜9999:21200個

 10000:4個 の合計22893個と出しました。

 らすかるさんの解答をみていたら、簡単に計算でできていたので、今まで数え漏れのない
ように何回も計算し直していた自分は何だったのだろう…って。