方程式解法の小技
連立方程式 45x+54y=28 、55x+46y=22 を解け。
(答) 45x+54y=28 ・・・ (1) 、55x+46y=22 ・・・ (2) において、
(1)×46−(2)×54 から、 −900x=100 なので、 x=−1/9
このとき、 (1)に代入して、 −5+54y=28 から、 54y=33 すなわち、 y=11/18
上記の計算でも特段問題があるわけではないが、ちょっと小技を使った次のような解法は
どうだろうか。
(1)+(2) から、 100x+100y=50 より、 2x+2y=1 ・・・ (3)
(1)−(2) から、 −10x+8y=6 より、 −5x+4y=3 ・・・ (4)
よって、 (3)×2−(2) から、 9x=−1 より、 x=−1/9
(3)に代入して、 −2/9+2y=1 から、 y=11/18 (終)
(コメント) 加減法を使うにしても、方程式の係数を小さくした方が計算は楽だろう。
上記の計算で、y を消去して x を求めたが、次のようなアプローチも考えられる。
(3)×3−(4) から、11x+2y=0 なので、 y=11t とおくと、 x=−2t と書ける。
(3)に代入して、 −4t+22t=1 から、 t=1/18 なので、 x=−1/9 、y=11/18
と求められる。
# 45x+54y=28、55x+46y=22 のとき、上記の計算から、 x : y=−2 : 11 で
あることが示される。
(追記) 令和6年6月23日付け
よおすけさんから、問題をご提供いただきました。
問題 連立方程式 2x+y=2 、x+2y=1 を解け。
(解) 両辺を足して3で割ると、 x+y=1
よって、辺々引いて、 x=1 、y=0 (終)
以下、工事中!