演算子の穴埋め                               戻る

 令和3年8月25日(水)に放映された「東大王」(TBS系)で、次の問題が目にとまった。

問題  次の空所(  )に、+、−、×、÷をそれぞれ1回だけ用いて、等式を完成させよ。

   1(  )2(  )3(  )1(  )2=3


 答は、 1(×)2(+)3(÷)1(−)2=3 なのだが、かなり優秀と思われる高校生達が結
構苦戦していた。多分、演算の順序による勘違いのためかと思われる。

 この問題は、かなりの良問だと思う。作問された方に敬意を表したい。

 上記の問題から発展させて、次の問題を作ってみた。是非、挑戦してみてください。

問題  次の空所(  )に、+、−、×、÷をそれぞれ1回だけ用いて、等式を完成させよ。

(1) 1(  )2(  )3(  )1(  )2=1

(2) 1(  )2(  )3(  )1(  )2=5


























(答)

(1) 1(×)2(−)3(÷)1(+)2=1

(2) 1(+)2(×)3(÷)1(−)2=5

  (別解) 1(−)2(+)3(÷)1(×)2=5


 全数調査の結果、

 1(  )2(  )3(  )1(  )2=2

 1(  )2(  )3(  )1(  )2=4

は不可能であることが分かった。

 括弧が使えれば、 【1(+)2(−)3(×)1】(÷)2=2

             【1(−)2(+)3(÷)1】(×)2=4 などと可能なのだが...。


 よおすけさんから類題をいただきました。(令和3年8月28日付け)

 以下の場合も、計算結果が3になる+、−、×、÷をそれぞれ1回ずつ用いた等式ができ
ます。

 1(  )2(  )3(  )2(  )1=3


(コメント) 1(×)2(+)3(−)2(÷)1=3 でいいのかな?


 数字を左右対称形にして、次の問題を作ってみた。

問題  次の空所(  )に、+、−、×、÷をそれぞれ1回だけ用いて、等式を完成させよ。

 1(  )2(  )3(  )3(  )2=1


(解) 同じような意味の等式がいくつかあり得る。

 1(+)2(×)3(÷)3(−)2=1

 1(+)2(−)3(÷)3(×)2=1

 1(+)2(÷)3(×)3(−)2=1

 1(×)2(+)3(÷)3(−)2=1

 1(−)2(+)3(÷)3(×)2=1

 1(−)2(×)3(÷)3(+)2=1

 1(−)2(÷)3(×)3(+)2=1


 さらに、問題をレベルアップさせて、次の問題を作ってみた。

問題  次の空所(  )に、+、−、×、÷をそれぞれ2回だけ用いて、等式を完成させよ。

 1(  )2(  )3(  )1(  )2(  )3(  )1(  )2(  )3=4


(解) 答の一例です。

  1(+)2(+)3(×)1(÷)2(×)3(−)1(÷)2(−)3=4