2次方程式                                戻る

 当HPがいつもお世話になっているHN「よおすけ」さんからの出題です。
                                     (平成25年11月17日付け)

 a、b、c は、0でない実係数とする。2次方程式 ax2+bx+c=0 ・・・ (1) において、
a+c=b のとき、(1)の1つの解は、−1であることを示せ。






































(答) いくつかの解法が考えられる。

(因数定理の利用) F(x)=ax2+bx+c とおくと、 F(−1)=a−b+c=0

            よって、 2次方程式 ax2+bx+c=0 は、−1を解に持つ。

(組立除法の利用) (ax2+bx+c)÷(x+1) の余りは、 a+c−b

           条件より、 a+c−b=0 なので、x+1 で割り切れる。

            よって、 2次方程式 ax2+bx+c=0 は、−1を解に持つ。

(因数分解の利用) a+c=b より、

  ax2+bx+c=ax2+(a+c)x+c=ax(x+1)+c(x+1)=(ax+c)(x+1)=0

 よって、 2次方程式 ax2+bx+c=0 は、−1を解に持つ。

(解の公式の利用) 2次方程式 ax2+bx+c=0 について、a+c=b より、

  判別式 D=b2−4ac=(a+c)2−4ac=(a−c)2

  よって、解の公式より、 x={−a−c±(a−c)}/2a=−c/a 、−1

  従って、2次方程式 ax2+bx+c=0 は、−1を解に持つ。