ダルマさんが転んだ                        戻る

 子供の頃の遊びとして、「ダルマさんが転んだ」がある。

 オニが一人、木に向かって、「ダルマさんが転んだ」と言い終わるや、後ろを振り返り、そ
のとき動いていた人はオニに捕まってしまう。オニが木に向かって、「ダルマさんが転んだ」
といっている間に、捕まっている人を助けに、ジワジワとオニの方に近づいていく。

 こんな遊びだったと思う。

 関西の方では、違う名前で、同様の遊びがあるらしい。「ダルマさんが転んだ」というのは、
丁度10を数えるのに具合のいい言葉で、実のところ何でもいいようだ。

 いま、一定時間(ただし、10秒以内)ごとに立ち止まり、また動き出す人がいる。
この人は、1分間に5回振り返るオニにも、1分間に6回振り返るオニにも捕まらなかった。
ただし、オニは、後ろを振り返るのは、ほんの一瞬で、一定時間ごととする。

 一体、この人は何秒おきに動くのだろうか?可能な最大の時間を求めよ。























                                             (答) 2秒ごと