複素数と絶対値                              戻る

 当HPがいつもお世話になっているHN「よおすけ」さんからの出題です。
                                      (平成24年6月18日付け)
 次の性質をもつ複素数 z[1]、z[2]、z[3] を求めよ。

 |z[1]|=|z[2]|=|z[3]|、z[1]・z[2]+z[2]・z[3]+z[3]・z[1]=0、z[1]・z[2]・z[3]=1






































(答)  {z[1]、z[2]、z[3]}={1、(-1+)/2、(-1-)/2}


 よおすけさんから解答を頂きました。(平成24年6月20日付け)

 長らく分からなかったのですが、この朝、解法を思いだしたので書きます。

 z[1]・z[2]・z[3]=1 より、|z[1]・z[2]・z[3]|=1 すなわち、|z[1]|・|z[2]|・|z[3]|=1

また、|z[1]|=|z[2]|=|z[3]| より、|z[1]|=|z[2]|=|z[3]|=1

 それぞれを2乗しても、|z[1]|2=|z[2]|2=|z[3]|2=1

 |z|2=z・conjgz より、

  |z[1]|2・|z[2]|2・|z[3]|2=z[1]・z[2]・z[3]・conjgz[1]・conjgz[2]・conjgz[3]=1

 z[1]・z[2]・z[3]=1より、conjgz[1]・conjgz[2]・conjgz[3]=1

 このとき、

 z[1]・z[2]+z[2]・z[3]+z[3]・z[1]

=1/(conjgz[1]・conjgz[2])+1/(conjgz[2]・conjgz[3])+1/(conjgz[3]・conjgz[1])

=(conjg[1]+conjgz[2]+conjgz[3])/(conjgz[1]・conjgz[2]・conjgz[3])=0

 よって、conjgz[1]+conjgz[2]+conjgz[3]=0

 なお、上の条件から、z・conjgz=1より、conjgz=1/z、z=1/conjgz が成り立つので、

z[1]+z[2]+z[3]=0 も成り立つ。

 したがって、z[1]=z[2]=z[3]=a とおくと、これは、a についての三次方程式 a3-1=0 の3つの

根である。a3-1=0 を解くと、a=1、(-1+i√3)/2、(-1-i√3)/2。

 以上から、{z[1]、z[2]、z[3]}={1、(-1+i√3)/2、(-1-i√3)/2}