虫食い算
小学校の算数の時間に、 □+5=8 などのような問題に誰でもお目にかかっていると思う。
これは虫食い算の基本中の基本の問題である。TVのCMで、日本の小学生は、「2+3=?」
などという計算を主にやるが、欧米では、「□+5=8」のような問題を主にやって、論理的な
思考力を養っているというのがあった。最近のゲームセンターのゲームにも、虫食い算のよう
なものがあって、驚いた。
次の虫食い算は、一見難しそうに見えるが、突破口さえ発見されれば、容易な問題となる。
1分以内に解ければ、虫食い算に対する対処の仕方を十分知っているものと判断してよいだ
ろう。
(答) 2桁の数と8を掛けて、2桁の数なので、
除数の可能性は、10、11、12 しかない
が、他の箇所(何かを掛けて3桁の数)か
ら、12であることが分かる。12に何かを
掛けて3桁になる数は、9
しかない。
以上から、
1089712÷12
の計算をした虫食い算である。
(参考文献:ナギビン 著
山崎 昇・宮本敏雄 訳
数学玉手箱(東京図書))