正四角錐の表面積
当HPがいつもお世話になっているHN「よおすけ」さんからの出題です。
(平成26年3月6日付け)
底面積の対角線の長さが12cm、高さが12cmの正四角錐の表面積を求めなさい。
(答) 正四角錐は、底面が正方形の直錐であるので、側面の2等辺三角形の底辺の長さ
は、6で、高さは、9となる。
したがって、正四角錐の表面積は、
(6)2+4×6×9÷2=72+216=288(cm2)
(コメント) 底面の2対角線をそれぞれ同一直線上で移動させて、端点が合うように同積変
形すると、3面が短辺12cmの直角二等辺三角形である正三角錐になるという、
らすかるさんの発想にとても興味を覚えました。(平成26年3月6日付け)
カルピスさんも同様の結果を得られました。(平成26年3月6日付け)
よおすけさんから解答を頂きました。(平成26年3月7日付け)
とりあえず、三平方の定理を使った解法を挙げますが、大人げないでしょう。
正四角錐をA-BCDEとおく。底面積は正方形BCDEで、対角線が12cmだから、
BC=CD=DE=EB=6(cm)。よって、底面積は、6×6=72(cm2)。
また、対角線BDの中点をHとすると、BH=6(cm)、AH(高さ)=12(cm)より、直角三角形ABH
の残りの辺ABの長さは、三平方の定理より、AB=6(cm)。
ここで、側面積のうち、△ABCについて求める。
BCの中点をH’とおくと、BH’=3(cm)、AB=6(cm)より、直角三角形ABH’の残りの
辺AH’の長さは、三平方の定理より、AH’=9(cm)
△ABCの面積は、6×9÷2=54(cm2)で、側面積は△ABCの面積を4倍すればよい
から、216cm2。
よって、正四角錐の表面積は底面積と側面積を合わせればよいから、72+216=288(cm2)。
※うまくやれば、小学6年の知識で解けそうなのですが、思いつきません。