面積計算10                                  戻る

 黄金比に関わる面積計算の問題です。

問題1 平行四辺形ABCDにおいて、AB=a、BC=b とする。点Eを辺ADの黄金分割点
     とする。直線BEと直線CDの交点をFとすると、△ABE=△FECが成り立つことを
     示せ。


問題2 楕円 x2/a2+y2/b2=1 の面積と半径a、b(a>b)の円環面の面積が等しいと
     き、 a/b=(1+)/2 (黄金比) となることを示せ。

    


























(答) 問題1の解

 x : b−x=b : x とおくと、 x=(−1)b/2 である。

 △ABE=(−1)absinθ/4  (θ=∠BAD)

 x : a=b−x : DF より、 x・DF=abーax=(3−)ab なので、

 DF=(−1)a/2 、ED=b−x=(3−)b/2

 よって、

△FEC={(3−)b/2}{−1}a/2}(1/2)sinθ+{(3−)b/2}{a}(1/2)sinθ

    =(√5−1)absinθ/4

 以上から、△ABE=△FECが成り立つ。


問題2の解

 楕円 x2/a2+y2/b2=1 の面積は、 πab

  半径a、b(a>b)の円環面の面積は、π(a2−b2

 題意より、 a2−b2=ab すなわち、 a2−ab−b2=0 より、 (a/b)2−a/b−1=0

 よって、 a/b=(1+)/2