角の大きさ(28)
当HPがいつもお世話になっているHN「よおすけ」さんからの出題です。
(令和3年2月5日付け)
四面体ABCDの6辺の間に、AB2+2CD2=AC2+AD2+BC2+BD2 の関係があるという。
辺ABの中点をMとするとき、2線分MC、MDのなす角は何度か。
(答) 辺CDの中点をNとおく。中線定理を用いて、
AB2+2CD2=2(AN2+CN2)+2(BN2+CN2)
=4(MN2+AM2)+4CN2
ここで、AB2=(2AM)2=4AM2 、CD2=(2CN)2=4CN2 なので、
4AM2+8CN2=4(MN2+AM2)+4CN2 より、 MN2=CN2
△MCDにおいて、∠CMD=θとおくと、余弦定理より、
cosθ=(MC2+MD2−CD2)/(2MC・MD)
={2(MN2+CN2)−4CN2}/(2MC・MD)
=2(MN2−CN2)/(2MC・MD)=0
よって、 θ=90° となる。