ソースを忘れてしまったのですが、興味深い問題を教えてもらい、解きました。たしか大学
入試問題です。
問 題 凸四角形ABCDがあり、AB=BC=5、CD=3、DA=7である。2本の対角線の成す角が
45度であるとき、この四角形の面積を求めよ。
#答えはすごくきれいです。初等幾何で解けないものでしょうか・・・。
らすかるさんからのコメントです。(平成29年12月10日付け)
初等幾何からは少し外れますが、とりあえず書きます。
直線BDに関してCと対称な点をEとすると、△ABEは、AB=BE=5 の直角二等辺三角形。D
からBEに垂線DFを下ろし、DからAEに垂線DGを下ろして、DGとBEの交点をHとすると、
△FDHは、DF=FHの直角二等辺三角形、△EGHはEG=GHの直角二等辺三角形。
AG2+DG2=(5-EG)2+DG2=49 から、EG2+DG2=9 を引いて整理すると、EG=1/
よって、EH=1なので、BH=4
従って、四角形ABCDの面積は、
△ABD+△BDE=AB×BF÷2+BE×DF÷2=(5/2)(BF+DF)=(5/2)(BF+FH)=(5/2)BH=10
moonlightさんからのコメントです。(平成29年12月11日付け)
「△ABEはAB=BE=5の直角二等辺三角形。」とありますが,何故そんなことが判るのでしょ
うか。(頭がうまく働いてないのかも。ご教示ください。)
らすかるさんからのコメントです。(平成29年12月11日付け)
ACとBDの交点をP、ACとBEの交点をQとします。EはBDに関してCと対称な点なので、
∠DPE=∠DPC=45°従って、PE⊥AC
そして、∠BAC=∠BCA=∠BEP、∠AQB=∠EQPなので、△ABQ∽△EPQ
従って∠ABQ=∠EPQ=90°
moonlightさんからのコメントです。(平成29年12月11日付け)
らすかるさん、ありがとうございます。なるへそ、少々面倒だったって事ですね。よくあるパ
ターンなんだろうけど判らなかった。もそっと経験値積まなあきませんね。すっきりしました。
なつさんからのコメントです。(平成29年12月11日付け)
非常に面白い解法で感激しました。ありがとうございます。。
S(H)さんからのコメントです。(平成29年12月10日付け)
以下の計算は、初等幾何の範疇でなきにしも非ずです。(解析幾何學)
A=(0,0)、B=(5,0) とすると、条件より、C、Dは、
C={5/26 (29 + 5 Sqrt[17]), 5/13 Sqrt[1/2 (121 - 15 Sqrt[17])]}
D={1/2 (9 + Sqrt[17]), 1/208 (59 Sqrt[2 (121 - 15 Sqrt[17])] - 3 Sqrt[34 (121 - 15 Sqrt[17])])}}
このとき、 △ABCの面積=25/26 Sqrt[1/2 (121 - 15 Sqrt[17])]
△ACDの面積=5/52 (29 + 5 Sqrt[17])
これらを足して、10 が答えです。
tetsu さんからのコメントです。(平成29年12月12日付け)
こんなのいかがでしょう。
B、DからACに下ろした垂線の足をそれぞれH、Iとし、AC、BDの交点をJとして、BH=HJ=x、
DI=IJ=y とすると、AH=CH=1/2ACで、三平方の定理により
AD^2=(AH+HI)^2+DI^2={1/2AC+(x+y)}^2+y^2=7^2
CD^2=(CH-HI)^2+DI^2={1/2AC-(x+y)}^2+y^2=3~2
これらの差から、 2AC(x+y)=40
よって、 1/2AC(BH+DI)=10 ・・・これ、すなわち、四角形ABCDの面積