べき乗を「^」で表すとき、次の4つの関数を、x>0なる実数に対し定義する。
f1(x)=((x^x)^x)^x=xx3 、f2(x)=(x^(x^x))^x=xx(x+1)
f3(x)=x^((x^x)^x)=xxx2 、f4(x)=x^(x^(x^x))=xxxx
さて、このとき、x が 0 → +∞ と変化していくとき、この4つの関数の大小関係はどのよう
に変化するでしょうか?
(コメント) Excel さんのお助けを借りて計算してみた。
x | f1(x) | f2(x) | f3(x) | f4(x) |
1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
2 | 256 | 256 | 65536 | 65536 |
3 | 7.6256E+12 | 4.43426E+38 | #NUM! | #NUM! |
やま勘で、多分 f4(x) が一番大きく、f1(x)が一番小さいのかな?
GAI さんからのコメントです。(平成29年8月9日付け)
底を共通に xx でみると、f1〜f4の大小は、次のg1〜g4の大小に同じ
g1(x)=3 、g2(x)=x+1 、g3(x)=x2 、g4(x)=xx
各交点を調べて、
x2=x+1 から x=(1+)/2 、x2=3 から x=
xx=x+1 から x=1.776775・・・ 、xx=3 から x=1.825455・・・
これより、
0<x<1 → f3<f4<f2<f1
x=1
→ f3=f4=f2=f1 (f3とf4の交点にf2とf1が接する(らすかるさん))
1<x<(1+√5)/2 → f4<f3<f2<f1
x=(1+√5)/2 → f4<f3=f2<f1
(1+√5)/2<x<√3 → f4<f2<f3<f1
x=√3 → f4<f2<f3=f1
√3<x<1.77677・・・ → f4<f2<f1<f3
x=1.77677・・・ → f4=f2<f1<f3
1.77677・・・<x<1.82545・・・ → f2<f4<f1<f3
x=1.82545・・・ → f2<f4=f1<f3
1.82545・・・<x<2 → f2<f1<f4<f3
x=2 → f2=f1<f4=f3
2<x → f1<f2<f3<f4
と目まぐるしく入れ替わる。
らすかるさんからのコメントです。(平成29年8月9日付け)
W関数を使うと、xx=3 の解は、x=log3/W(log3)(=1.825455022924830040041469297740…)
と表せます。xx=x+1 の解も具体的に表せれば綺麗なのですが、残念ながらこの解を表す
方法はわかりません。
S(H)さんからのコメントです。(平成29年8月9日付け)
xx=x+1の解は、x=1.776775055364756098734799348225468089708662217140583777・・・
(詳しくは、こちら)