・3次方程式                        よおすけ氏

 3次方程式 x3+x+m=0 について、次の2つの条件が成り立つような整数α、a、b、mの
組(α,a,b,m)の一例を答えなさい。

条件1:3つの解は、α、a+bi、a-bi ただし、i は虚数単位、aは実部、bは虚部

条件2:αは負の整数、a、b、m は正の整数

 解答例を挙げておきます。

(α,a,b,m)=(-2,1,2,10)、(-8,4,7,520)、(-30,15,26,27030)、
                      (-112,56,97,1405040)、(-418,209,362,73035050)


 DD++さんからのコメントです。(平成29年1月28日付け)

 m =  {(2+)^(3n)-(2-)^(3n)} / 3 (ただし、n∈N) のとき条件を満たしますね。

 6番目の解は、m=3796417560 のとき、 α=-1560、a=780、b=1351

 上記の問題を改題してみました。

 mを整数とします。3次方程式 x3+2x+m=0 の解のうち少なくとも1つはガウス整数ではない
ことを証明してください。


 りらひいさんからのコメントです。(平成29年1月28日付け)

 3つの解がすべてガウス整数であると仮定する。そのうちの少なくとも一つは実数の整数
であるので、それをαとおく。

 x3+2x+m = (x-α)(x2+αx+α2+2)+α3+2α+m

であって、α3+2α+m = 0 なので、(x-α)(x2+αx+α2+2) = 0

 よって、残りの2つの解は、x2+αx+α2+2 = 0 の解である。

 この2次方程式の判別式をDとおくと、D = α2-4(α2+2) = -(3α2+8) < 0

 解がガウス整数となるためには、|D|が整数の二乗である必要があるが、

  |D| = 3(α2+2)+2 ≡ 2 (mod 3)

となるため、|D|は整数の2乗にはならない。

 よって、3つの解がすべてガウス整数であることはない。すなわち、解のうち少なくとも1つ
はガウス整数ではない。



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