言わずもがな、自然数は特定の素数から構成される。
1=1、2=2、3=3、4=2^2、5=5、6=2*3、7=7、8=2^3、9=3^2、10=2*5
そこで、10までで最小の素因数に着目すると、
素数2 : 2,4,6,8,10 の5個
素数3 : 3,9 の2個
素数5 : 5 の1個
素数7 : 7 の1個
同じく、100までで同様の調査をすると、
素数2 : 50個
素数3 : 17個
素数5 : 7個
素数7 : 4個
素数11 : 1個
以下、素数97までのものはすべて1個
1000まででは、
素数2 : 500個
素数3 : 167個
素数5 : 67個
素数7 : 38個
素数11 : 21個
素数13 : 17個
素数17 : 11個
素数19 : 9個
素数23 : 7個
素数29 : 3個
素数31 : 2個
素数37 : 1個
以下、素数997まではすべて1個
いま、例えば、素数7に着目して全体の中での出現頻度を見てみると、
10までなら 1/10
100までは 4/100
1000までは 38/1000
さらに
10000までは 381/10000
100000までは 3809/100000
1000000までは 38095/1000000
10000000までは 380953/10000000
100000000までは 3809524/100000000
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と範囲を広げるに従って、その出現個数の頻度は一定の比率を占めるように見受けられる。
そこで、自然数全体において、ある自然数がn番目の素数p(n)(素数7ならp(4))がその最小
素因数であるとする、その割合R(n)を知ることはできるでしょうか?
らすかるさんからのコメントです。(平成28年10月15日付け)
p(n)で割り切れ、p(n)未満の素数で割り切れないものの割合ですから、
(1/p(n))Π[k=1〜n-1](1-1/p(k))
となると思います。7の場合は、
(1/7)(1-1/2)(1-1/3)(1-1/5)=4/105=0.0380952380952…