・日本の高校の幾何                 よおすけ氏

 今(2016年)の日本の高校数学の幾何は、数学Aで平面図形や作図を扱う初等幾何、数学
U・Vで座標平面における平面図形を扱う解析幾何をやります。高校では解析幾何を主とし
てやっていますが、戦後になって初等幾何を深くやらなくなった理由としては、「学習者の負
担の軽減」もありますが、「より厳密なものを求めるようになった」も考えられます。


(コメント) 平成14年から実施された学校週5日制において、数学の内容も大幅に削減さ
      れました。その中で、平面図形は他教科との関係も深く、出来るだけ教科の中で
      自己完結出来る内容(数と計算など)に絞られていく中で、図形教育は軽減され
      てしまいました。平面図形の証明で論証力を鍛えることも大切ですが、図形その
      ものを楽しむ余裕がなくなっている現状がとても残念です。


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