リオオリンピックも日本時間で平成28年8月22日の朝に閉幕。野球の試合時間が問題に
なり、試合時間短縮のため、3ストライク4ボール制を、2ストライク3ボールにしたら、打者と
投手のどちらが有利かを経験者に聞いてみるとまちまちでした。
実験してみたらと思いますが、条件を設定して確率計算してみたいと思います。
「ストライクとボールの確率を1/2とします。ボールはふらない。1ストライクコースに対して
ヒットする確率を1/3とします。死球はなし、ファールもなし。」
○はストライク、●はボールとして、打者の出塁の可能性を求めます。
○のとき、1/2×1/3=1/6
●○のとき、1/2×1/2×1/3=1/12
○○のとき、1/2×2/3×1/2×1/3=1/18
●●●のとき、1/2×1/2×1/2=1/8
●●○のとき、1/2×1/2×1/2×1/3=1/24
●○○のとき、1/2×1/2×2/3×1/2×1/3=1/36
○●○のとき、1/2×2/3×1/2×1/2×1/3=1/36
○●●●のとき、1/2×2/3×1/2×1/2×1/2=1/24
●○●●のとき、1/2×1/2×2/3×1/2×1/2=1/24
●●○●のとき、1/2×1/2×1/2×2/3×1/2=1/24
●●○○のとき、1/2×1/2×1/2×2/3×1/2×1/3=1/72
●○●○のとき、1/2×1/2×2/3×1/2×1/2×1/3=1/72
○●●○のとき、1/2×2/3×1/2×1/2×1/2×1/3=1/72
すべて、足しあわせると、31/36で、かなり高くなっています。考え方に、おかしいところが
あれば、ご指導お願いします。
らすかるさんからのコメントです。(平成28年8月20日付け)
どこかで計算間違いしているようです。合計は、25/36になります。また、「出塁しない確
率」を求めて、1から引いた方が若干簡単ですね。
○○のとき、1/2×2/3×1/2×2/3=1/9
●○○のとき、1/2×1/2×2/3×1/2×2/3=1/18
○●○のとき、1/2×2/3×1/2×1/2×2/3=1/18
●●○○のとき、1/2×1/2×1/2×2/3×1/2×2/3=1/36
●○●○のとき、1/2×1/2×2/3×1/2×1/2×2/3=1/36
○●●○のとき、1/2×2/3×1/2×1/2×1/2×2/3=1/36
1-1/9-1/18-1/18-1/36-1/36-1/36=25/36
「ボールはふらない。1ストライクコースに対してヒットする確率を1/3、ファールもなし」の前
提なら、出塁率が25/36になってもおかしくなさそうに思います。現実的には、ボールはある
程度の確率で振ってストライクになりますし、「1ストライクに対してヒットする確率が1/3」は大
きすぎると思います。