相異なる2点間の距離の種類をできるだけ少なくなるように点を配置したいとき、どのよう
にすればよいかは大いに関心がある問題である。
空間内に有限個の点があり、それらの2点間の距離が定まるものとする。このとき、相異
なる距離の個数が2個しかない場合がある。このような点集合は「二距離集合」と言われる。
例 正方形の4頂点からなる点集合は二距離集合である。
実際に、正方形の1辺の長さを 1 とすると、現れうる距離は、1との2種類だけである。
例 正5角形の5頂点からなる点集合は二距離集合である。
実際に、正5角形の1辺の長さを 2 とすると、現れうる距離は、2と+1の2種類だけ
である。
例 正四角錐の5頂点からなる点集合は二距離集合である。
実際に、正方形の1辺の長さを 1 とすると、現れうる距離は、1との2種類だけである。
例 正八面体の6頂点からなる点集合は二距離集合である。
実際に、正八面体の1辺の長さを 1 とすると、現れうる距離は、1との2種類だけであ
る。
そこで、問題です。6個の点からなる二距離集合には、どんなものがあるだろうか?
例えば、側面が正方形の三角柱
側面が正三角形の正五角錐(辺の比が、1:(1+)/2)