テレビ朝日系で毎週日曜日の夜「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタ
カ!優越館」が放映されている。その中で、標記の話題が取り上げられていた。
ゼロとレイ。漢字でどちらも「零」、数字では「0」と書くが、そこには明確な違いがあるという。
ゼロ:全く何もない状態
レイ:非常に少ないがちょっとだけわずかにある状態
したがって、降水確率の0%は、0〜5%の意味なので、必ず、「レイパーセント」と読むの
だそうだ。
勉強になります!
(追記) 平成29年9月12日付け
9月2日放映されたTV番組「この差って何ですか?」(TBS系 19:00〜20:57)でも、
この話題が取り上げられていた。
カウントダウンするとき、日本では、「3(さん)、2(に)、1(いち)」の次に何故「ゼロ」という
のか、その理由が分かった。数を数えるときには、「レイ」よりも「ゼロ」の読み方が広まって
いった。日本語では、「レイ」と言うと、「礼」などいろいろな漢字があり、混乱を避けるためら
しい。
もともと日本には、「0」のような文字はなかった、というか必要がなかった。例えば、今風
の「108」も以前は漢数字で「百八」と表記すれば済んだわけである。江戸時代に、位取り
記数法が中国から伝わってきたとき、初めて「零」の文字が当てられた。すなわち、「一零八」
と表記された。「何もない」に1番近い意味として「零」が選ばれたらしい。
明治時代に入って算用数字が普及したとき、「全くない」という意味の英語の「ゼロ(0)」が
初めて日本に入って来て、「108」と表記されるようになったようだ。ゼロ(0)」の翻訳として
「レイ(零)」が選ばれたそうである。