僕の解いた数学(あるいは算数)の問題の中で、特に今、覚えている問題を一つあげる
とすれば、これをあげたいと思う。
(X−A)(X−B)(X−C)・・・・・・・・(X−Y)(X−Z)を簡単にせよ。
これは、知っている人が多いと思うが、答は0になる。この問題を果たして数学の問題と
呼べるかどうかは難しいところだろう。だが、この問題を解くカギとなっている(X−X)に最
初、気づくことができなかったので、僕は解くことができなかった。この事は、僕の中に「着
眼点」を見極める力がなかったことになるだろう。そして、この「着眼点」というものこそが
現代の入試問題の中でも重要視されていると思う。素朴な手では絶対に解けない問題が、
公式を1本導くだけで、いとも簡単に解けてしまうということはよくあることだろうし、(X−X)
にいち早く気づいた人は労せずして解を出せるのだ。
この問題が解けなかったことによって、僕は数学力の無さを知ったし、それ以降も数学に
対しては四苦八苦している。
カルピスさんからのコメントです。(平成30年1月6日付け)
上記問題で、
(X−a)(X−b)(X−c)・・・・・・・・(X−y)(X−z)を簡単にせよ。
とするとどうでしょうか?
らすかるさんからのコメントです。(平成30年1月6日付け)
カルピスさんの問題は、(X-x) の項が0になりませんので、67,108,864項からなる長大な式
になりますね。