・機械式展開 YI 氏
(a+2)(a+5)(3a+4)に対して、普通に分配法則を用いて、3a3+25a2+58a+40と展
開してもよいのですが、次のような展開方法を思いつきました。
a=1000 のとき、1002・1005・3004=3025058040=3・10003+25・10002+58・1000+40
よって、 3a3+25a2+58a+40
このようにして、どのような問題が解けるでしょうか。ちなみに代入する値が大きいほど精
度が上がります。
らすかるさんからのコメントです。(平成26年5月10日付け)
それを、逆向きに使うことはたまにあります。例えば、g(x)=x4+4x3+7x2+10x+3 は、
素因数分解プログラムか何かあれば、g(100)=104071003=10103×10301 から、
(x2+x+3)(x2+3x+1)
と予想できます。また、f(x)=x3−2x2+3x+1 が既約かどうか調べる場合に、
f(0) 、f(1) 、f(2) 、f(3) 、f(-1) 、f(-3) 、f(-4) が、±(素数)または±1
であることから、f(x) が既約とわかります。
もう一つ、具体的に問題を解いてみます。
((a+1)2−2a)(7a−4) を展開せよ。
係数が大きくなりそうにないので、a=1000 くらいで計算してみると、6996006996
下4桁をみると、 6a+996 か 7a−4
そこで、a=10000 で再計算してみると、6999600069996 なので、後者と判断できる。
同様の考え方で、 7a3−4a2+7a−4 と推定される。
・・・厳密さの欠片も見当たらない。。。
DD++さんからのコメントです。(平成26年5月10日付け)
a=1000 と a=10000 と a=100000 と a=1000000 でやれば原理的には厳密ですね。指定4点
を通る3次関数はユニークなので。
(コメント) 普通に展開した方が確実で速い...かも?