・2項定理の行方                     よおすけ氏

 2013年現在、2項定理は、高校では数学Uの単元になっています。扱いは、確か、3次の
展開式の応用・・・だったと思います。

 僕の頃は・・・というと、順列と組合せのときに、2項定理があったのでそこで習いました。
ただ当時から、2項定理って、展開式と同じ単元に入れた方が良くない?と思っていました
が、まさか本当に実現するとは思いませんでした。

 2項定理っていうと、上記の他、数列と同じ単元に入れられた時期もあります。とはいって
も、いろんな単元に入れられていることは、扱いが明確にされていないという点では、ある
意味悲惨・・なのかも。

 2項定理はどこで使われているか?は、このサイト「私的数学塾」でも紹介されています
ので、ここでは述べません。


(コメント) 2項定理の居場所って難しいですね!全てを学習した後、その教程を整理する
      とすれば、よおすけさんの仰る通り、展開式と一緒がいいと思いますが、展開式
      の学習は通常、高校1年の4月なので、中学を卒業したばかりの生徒に、一気に
      2項定理まで駆け上るのは無謀だと思います。実のところ、新学習指導要領にな
      って、高校2年で、3乗の和(差)の展開・因数分解が配置されているのも大いに
      違和感を覚えます。必要になったときに学ぶという現地調達方式の悪しき風習が
      残っている感じで、やはり高校1年の早期にある程度の展開の問題は終了してお
      きたいですね!その経験を踏まえて、2項定理を学ぶと、その意味や応用が身体
      に染みいると思います。よおすけさん同様、私も順列・組合せの応用として学んだ
      口なので、その方がしっくりいきます。高校1年で数学Tと平行して数学Aを学ぶ
      高校が多いと思いますが、数学Aはまさに順列・組合せを学ぶ科目。数学Aこそ
      2項定理に相応しい場所と思うのですが、皆さんは如何?


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