・畳み込み                        空舟 氏

 (f*g)(x) = ∫-∞ f(x-y)g(y) dy は、f(x)とg(x)の畳み込みと呼ばれます。置換積分から、
(f*g)=(g*f) です。以前、機会があって、自分自身との畳み込みがまた自分自身になる関数
を知りました。すなわち、 (f*f)(x) = f(x)

 もちろん、f(x)≡0 とか、ディラックのδ関数δ(x)はこれを満たす1つですが、(-∞,∞)で定
義された、結構普通の関数でこれを満たすものがありますので、もし機会があれば、ふと考
えてみてはいかがでしょう。

 そんなf(x)をうまく見つけて頂ければ、感動を味わえるかと思いますが、正直見つけるとい
うのは困難かもしれません。(私は本当に偶然知りました。)

 どなたかが見つけてくださることを期待しています。

 私が知った関数 f(x) については、 (f*f)(x) = f(2x)  が成り立ちます。背景を書くと、確率
分布がf(x)に従う変数Xがあって、(X+X)/2の確率分布もまたf(x)になるような確率分布です。


(コメント) 「畳み込み」関数とは、懐かしいですね!吉野先生に作用素論を習って以来久
      々です。



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