・飛行時間                       S.H氏

 平成22年度の神奈川県公立高校入試の社会の問題に、次のような問題が出題された。

 エジプトのカイロへ向かう日本からの直行便の飛行機は、日本時間の2月17日午
後4時に成田国際空港を出発し、現地時間の2月17日午後11時にカイロ国際空港
に到着した。成田国際空港からカイロ国際空港まで何時間かかったか。なお、カイロ
の標準時の基準となる経度は東経30度とする。
(問題一部改題)

 日本の標準時の基準となる経度は東経135度で、15度当たりで1時間の時差が生じる。

 よって、日本とカイロでは、7時間の時差があるので、日本時間の2月17日午後4時は、

カイロの現地時間では、2月17日午前9時となる。したがって、2月17日午後11時までは

14時間経過しているので、飛行時間は、「14時間」となる。

 高校生が将来海外旅行する際、このような計算をする機会があるかもしれない。「時差」

がキーワードであるが、とてもいい問題だと感心した。



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