・ 半円の不思議                  S.H氏
半円の弧の長さ
  半円といえば、直径に対する円周
 角が直角であるとか、180°=πラ
 ジアン(1ラジアンは、半径と等しい
 長さの弧に対する中心角の大きさを
 表す。)などの公式が思い浮かぶ。
  これに匹敵する興味ある性質が左
 図である。

  左図において、赤い曲線の長さと
 青い曲線の長さは等しい。

  青い曲線は、直径がそれぞれ、
 2a、2b、2c の半円の和であり、赤
 い曲線は、直径が、2(a+b+c)
 の半円である。

  
 上図において、青い曲線は、3個の半円の和になっているが、この性質は、半円が何個あ
っても成立する。

 直感的には、青い曲線の方が長く感じられるが、それは、人間の目の錯覚である。とても、
おもしろい性質だと思う。


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