・ 数の生成の不思議 S.H氏
ある数が 5の倍数なら、その数に 0.8 を掛け、5の倍数でないなら、その数に
7 を足す。
この操作を繰り返して、順次数を生成していく。このとき、この生成方法に不思議な現象が
起きることに気づかされる。 100 を最初の数としよう。
100→80→64→71→78→85→68→75→60→48→55→44→51→58→65→
→52→59→66→73→80
上記の計算から、80 から始まる計算の列は、また80に戻ることが分かる。
したがって、
87→94→101→108→115→92→99→106→113→120→96→103→110→
→88→95→76→83→90→72→79→86→93→100 (演算回数:22回)
という計算から、87は、100に到達しえる数であるが、上記で確認されたことから、100以
降については、もはや再度100になることはない。
1から99までの整数で100に到達し得る数はたくさんあるが、その中でも、87がもっとも手
数のかかる数である。