・ 有名なしゃれ S.H氏
「自分のことは自分でせよ!」という文言は、よく使われる。この文言をもじったものに、次
の文言がある。
微分のことは、微分でせよ!
高校で微分積分を学んでいる頃、よく先生が口にされた文言である。この文言が、類体論
で有名な高木貞治先生(解析概論など著書多数)の有名なしゃれだったということを最近知
った。
ただ、微分は、「微(かす)かに分かる」とか、積分は、「分かった積もりになる」とか生徒た
ちに投げかけても最近はあまり明確な反応が得られない。もしかしたら、上の文言と同様、
死語に分類されつつあるのだろうか?非常に寂しい限りだ。
(参考文献:玉木英彦 著 小学生にピタゴラス (みすず書房))