・ある組合せ                              GAI 氏

 同じものを含むものからの組合せです。

 2n個のAと2n個のBと2n個のCから、3n個の文字を選ぶ選び方は何通り?


 りらひいさんからのコメントです。(令和6年7月14日付け)

 個数制限なしで、3種類の文字から3n個選ぶ選び方は、

 3H3n3n+2C2=(3n+2)(3n+1)/2 (通り)

 その中で不適なものは、どれか1種類の文字が2n+1個以上になった場合であり、このと
き残り2種類の文字が2n個を超えることはないので、不適となる選び方の数は、

 3{Σk=2n+1〜3n 2H3n-k}=3{Σk=2n+1〜3n 3n-k+1C1}=3{Σk=2n+1〜3n (3n−k+1)}

=3{Σm=1〜n (n−m+1)}=3{Σm=1〜n (n+1)−Σm=1〜n m}=3{(n+1)n−n(n+1)/2}

=3n(n+1)/2 (通り)

よって、求める選び方の総数は、

 (3n+2)(3n+1)/2−3n(n+1)/2=3n2+3n+1 (通り)


(コメント) 2個のAと2個のBと2個のCから、3個の文字を選ぶ選び方は、

 AAB、AAC、ABB、ABC、ACC、BBC、BCC の7通り

 りらひいさんの結果で、n=1を代入すると、7通りとなり、一致する。


 DD++ さんからのコメントです。(令和6年7月14日付け)

 A の個数で場合分けして、

A:2n個のとき、B+C=n から、解は、n+1通り
A:2n−1個のとき、B+C=n+1 から、解は、n+2通り
  ・・・・・・・・・・・・
A:n+1個のとき、B+C=2n−1 から、解は、2n通り
A:n個のとき、B+C=2n から、解は、2n+1通り
A:n−1個のとき、B+C=2n+1 から、解は、2n通り
  ・・・・・・・・・・・・
A:1個のとき、B+C=3n−1 から、解は、n+2通り
A:0個のとき、B+C=3n から、解は、n+1通り

よって、

 (n+1) + (n+2) + (n+3) + …… + 2n + (2n+1) + 2n + …… + (n+2) + (n+1)

=(1/2)*n*(3n+1)*2 + (2n+1)

=3n^2 + 3n + 1 (通り)


 2色で同様のことをすると、2n+1 通りになるということは、これを (n+1)^3 - n^3 という式
から導きたいという主旨でしたかね?

 4色の場合: (16/3)n^3 + 8n^2 + (14/3)n + 1 通りっぽいので、3色まで (n+1)^k - n^k に一
致したのはただの偶然だったようです……ちょっと残念。


 GAI さんからのコメントです。(令和6年7月14日付け)

 4色の場合: (16/3)n^3 + 8n^2 + (14/3)n + 1 通り

 n=1 なら、19ですよね。A,A,B,B,C,C,D,D から3つを選ぶ方法は

 [A,A,B],[A,A,C].[A,A,D] 同様に、[B,B,*],[C,C,*],[D,D,*]型で、12通り

後は、4C3=4(通り)で、計16通りしか作れないんではないかと思われるんですが、後3通
りは何ですか?


(コメント) 確かに、A,A,B,B,C,C,D,D から3つを選ぶ方法は、16通りしかないですね。


 DD++ さんからのコメントです。(令和6年7月15日付け)

 元の問題の「6n個から3n個取る」を「ちょうど半分取る」と解釈して、4色の場合は「8n個
から4n個取る」で考えています。


 らすかるさんからのコメントです。(令和6年7月15日付け)

 4色の場合は、 (23/6)n^3+7n^2+(25/6)n+1 でしょうか。

 一般に、k色のとき、

 kH3nkHn-1・k=3n+k-1Ck-1n+k-2Ck-1・k

となり、

2色: n+1
3色: 3n^2+3n+1
4色: (23/6)n^3+7n^2+(25/6)n+1
5色: (19/6)n^4+10n^3+(65/6)n^2+5n+1
・・・

のようになると思います。


(コメント) 「重複組合せ」が参考になるかな?


 GAI さんからのコメントです。(令和6年7月15日付け)

 皆さんが発見された結果を使って、次の事が成立することを6色まで確認できました。
確認はしていませんが、以下同様な言い換えで探せるものと思われます。

 3色では、

−n≦a、b、c≦n で、a+b+c=0 を満たす(a,b,c)の個数を求めることに同じ。

 4色では、

−n≦a、b、c、d≦n で、a+b+c+d=n を満たす(a,b,c,d)の個数を求めることに同じ。

 5色では、

−n≦a、b、c、d、e≦n で、a+b+c+d+e=2n を満たす(a,b,c,d,e)の個数を求めるこ
とに同じ。

 6色では、

−n≦a、b、c、d、e、f≦n で、a+b+c+d+e+f=3n を満たす(a,b,c,d,e,f)の個数を
求めることに同じ。


(コメント) −1≦a、b、c≦1 で、a+b+c=0 を満たす(a,b,c)の個数は、

(−1,0,1)、(−1,1,0)、(0,−1,1)、(0,0,0)、(0,1,−1)、(1,−1,0)、(1,0,−1)

の7通り ・・・ なるほど!


 GAI さんからのコメントです。(令和6年7月15日付け)

 元の問題の「6n個から3n個取る」を「ちょうど半分取る」と解釈して、4色の場合は「8n個
から4n個取る」で考えています。


 なるほど、DD++ さんの解釈でいくと、4色では、n=1、2、3、・・・ で、

 19,85,231,489,・・・,(2*n+1)*(8*n^2+8*n+3)/3

 5色では、

 51,381,1451,3951,・・・,1 + 5*n*(n+1)*(23*n^2 + 23*n + 14)/12

となるわけですね。

 この場合だと、4色では、

 −n≦a、b、c、d≦n で、a+b+c+d=0 を満たす(a,b,c,d)の組の個数

 5色では、

 −n≦a、b、c、d、e≦n で、a+b+c+d+e=0 を満たす(a,b,c,d,e)の組の個数

と同等となる模様です。



  以下、工事中!



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